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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.4
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/698p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-41403-6

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紙の本

双頭の悪魔 (創元推理文庫 江神シリーズ)

著者 有栖川 有栖 (著)

四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された江神...

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双頭の悪魔 (創元推理文庫 江神シリーズ)

税込 1,144 10pt

双頭の悪魔

税込 880 8pt

双頭の悪魔

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商品説明

四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された江神・マリアと、望月・織田・アリス――双方が殺人事件に巻き込まれ、各各の真相究明が始まる。読者への挑戦が三度添えられた、犯人当ての限界に挑む大作。

*第6位『このミステリーがすごい!'93』国内編
*第8位『もっとすごい!!このミステリーがすごい!』1988-2008年版ベスト・オブ・ベスト国内編【本の内容】

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みんなのレビュー262件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

面白いが

2024/03/31 22:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白いが、ストレートに表現してしまうと長い。シリーズ2作目『孤島パズル』は謎解きの難易度もちょうど良く、無駄のないスマートな傑作である分、比べると劣る印象。

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電子書籍

3度の挑戦

2023/07/27 22:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

3度も挑戦があります。江神&アリスシリーズ第3弾ですが、これを読んだのが、2番目で、その後、第一弾を読んだような記憶が。いずれにせよ、かなり、過去の読了なのですが、読後感は鮮明に今も。オススメ

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紙の本

ロジックの冴え渡る傑作ミステリー

2022/01/29 20:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生アリスシリーズ第3作。大雨によって分断された2つの村でそれぞれ起こる殺人事件。アリス、マリア2つの視点から進行していた「2つの事件」が満を持して交わる際には鳥肌が立ちました。練りに練られた舞台設定、個性豊かな芸術家達の描写、計3回も提示される「読者への挑戦」、事件解明に至る徹底した論理の積み重ね、そして最後に訪れる江神探偵と犯人の対決等、とにかく見所満載で豪華な1冊。約700頁が全く苦にならず、特大のカタルシスも味わえる、まさしく傑作です。

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電子書籍

すごい

2021/04/27 12:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読みながらずっと「不可能じゃない?」「無理じゃない?」と呟いてたのですが、謎解きの部分でびっくりしてちょっと叫びました。「緻密に組み上げられた」とか「本格派」と言われてる所以がわかった気がしました。好きな詩や建築物の話が出てきたのも楽しかったです。

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電子書籍

文句なしの名作ミステリ

2017/10/07 13:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kn - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終えた今も木更村の住人達が自分の中で生きています。700頁近い中で読者への挑戦は3回!この挑戦状で現実に戻る瞬間が、もどかしいけどたまらなく好きです。落橋で分断された双方の村で起こった事件。マリア側のまっすぐな視点と、アリス側の熱い推理大会との違いがよかったです。江神さんの過去、犯人との長い対峙……物語としてもミステリとしても名作でした。

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紙の本

純粋な推理小説

2017/01/31 18:13

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投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る

江神の言う「全体の構図」は少し説得性に欠ける気がしますし、橋の落ちた川の向こうとこちらで起きた殺人事件の真相もそれ程の意外性はありませんでしたが、長い作品を少しも飽きることなく面白く読めました。特に、望月、織田、アリスの掛け合いが楽しくて何度も笑わされる程。さっそく彼らのファンになりました。彼らが登場する他の作品も是非読んでみたいと思います。全体として、ほとんど純粋な推理小説と言える作品でしょう。どうでも良いことですが、作中で警部と警部補の使用が混乱しているのが気になりました。

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紙の本

傑作!

2016/01/24 19:37

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投稿者:ヴァン - この投稿者のレビュー一覧を見る

名探偵江神二郎シリーズ3作目。
有栖川氏と言えば火村英生を名探偵とする
いわゆる作家アリスシリーズも有名だが、
デビュー作月光ゲームに始まるこの学生アリスシリーズも傑作である。

川を挟んで2つの村で起こった殺人。
2つの事件の関連性は?アリスたちの運命は?
3度にわたる読者への挑戦状にわくわくすることでしょう。
あとがきでもあるように前作「孤島パズル」を先に読んでおくと
マリアたちの心情が理解できておもしろいかもしれない。

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電子書籍

久々に

2016/01/10 15:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る

久々に有栖川有栖さんの作品を読みました。
昔何冊か読んだ折、面白いと思うものがちらほらあったので期待して読みましたが、今回は普通でした。これもシリーズものらしいので、1巻目のほうが面白いのかもしれません。
探してみようかと思います。

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紙の本

ユートピアは殺人の香り

2015/08/22 16:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:翠香 - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生アリスシリーズ第3弾。今回もクローズド・サークルものです。
クローズド・サークルの内と外で共に殺人事件が起き、推理研のメンバーが二手に分かれてしまいます。
神のごとき名推理をする江神さんはもちろんカッコいいですが、
アリス達3人が推理合戦をしながら真相に迫っていく様子は楽しかった。
木更村に強行突入するシーンは笑った。
「読者への挑戦」が三回も挿入されているので、推理をしたい人にはお得です(笑)
本作の登場人物の一人が火村のモデルだと知り、感慨深かったです。

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紙の本

ぐっと深くなった

2014/06/25 08:35

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作品目にして、グッと面白みが増しました。見事にロジカルに解明される殺人事件は変わらずなのですが、信長さん、モチさんにも出番が増えて、ストーリーに深みが増した感じです。できれば月光ゲーム、孤島パズルと読んでからのほうが楽しめると思います。ただ、個人的に残念なのは、マリアが傷を癒すのに逃げ込んだ先は、アリスや江川さんではなかったこと・・・(友達の看護師さんが意味深な一言いってますが)。

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紙の本

早くシリーズ続刊が読みたい!

2002/07/29 00:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生アリスシリーズ3作目。なんとマリアが家出!
直接のかかわりはないのですが、出来ればこの作品は
前作の「孤島パズル」を読んでからの方が楽しめます。

ある事件で心に深い傷を追った、マリアはしばらく旅に出たいと
両親に言い残して、一人旅に出ます。旅に出た事で明るさを
取り戻したように見えたマリアは、旧友にあうために訪れた
四国の山奥の村で、怪我を負い、芸術家村と呼ばれる地域に
しばらく滞在する事になったという連絡を最後に両親と直接
接触する事をさけるようになります。マリアの身を案じた両親からの
依頼で、英都大学推理小説研究会の面々は、いざ、マリアの救出に!
外部との接触をさける芸術家村の人びとは、アリスたちをも
マリアに会わせようとしない。そこでアリスたちは強行突破を
はかり、見事江神先輩はマリアと接触する事が出来る。明日は
いよいよマリアとアリスの再会!と言う時に、外界との唯一の
掛け橋である、橋が大雨で流され、芸術家村は孤立状態に。
そこで起こる連続殺人事件。そして同じ頃、なぜかアリスたちが
滞在する、山奥の平和な村でも殺人事件が…。連絡不能状態の
離れた場所で起きた殺人事件の関連は?

この作品は、学生アリスシリーズの中ではかなり重要な作品です。
孤立した状況の村の中で、江神先輩の隠された過去が語られますから…。
本当に読んでいて胸が痛くなるような哀しい過去なのです。
ファンならずとも、「江神先輩がんばって!」と
言いたくなる気がします。(ファンだけかな(^^;)?)
また作品中のマリアの回想シーンの中にも、「学生アリス」と
「作家アリス」の関係を表す重要なシーンが…。
あとがきの中でも語られていますが、この作品の中の登場人物が
「作家アリス」シリーズの探偵役である、火村センセイの
原形にもなっています。この作品は、有栖川作品の中でも
色々な意味でとても重要な作品だと思います。
しかし5部作になると予告されている、「学生アリス」シリーズ
早く続きが読みたいよぉ〜!!!!

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紙の本

江神さんの過去が知りたいっ!

2002/03/18 00:44

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

 江神&アリスシリーズ第3弾。700P近くある長編を読みきったのは久し振りかもしれない。四国の山奥の村が舞台。四国は行ったことはないのだけれど、これを読んで行きたくなってしまった。フーダニット物で『読者への挑戦』が3回出てくるけど、1回しか当てられなかった。探偵役の江神さんの過去が少しずつ明らかになって来たので、早く次の作品が読みたい。全部で5部作になるそうだから、あと2作で全て明らかになるのかな? それとも謎を残したまま終わるのかな? いずれにしろ楽しみです。

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紙の本

ちょっと甘酸っぱい感じもする。

2001/06/21 19:40

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おみおつけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 某大学のミステリー研究会のメンバーが繰り広げる『陸の孤島』殺人劇第3弾。ミス研の紅一点マリアが、四国山中にある芸術家だけが住むという村から帰ってこない。マリアの父に懇願されたメンバーの男4人が救出に向かうというのがはじまり。
 マリアと、主人公アリスの二つの視点によって世界が描かれることから、一方の行動の間もう一方はこんなことをしていた、というザッピング感覚で物語は進んでいく。
 もう一人の主人公であり「推理する人」江神、ただ一人がマリアと再会を果たしたその夜、ある一人が大鍾乳洞の奥で殺されているのが発見される。時期を同じくして川を挟んだ隣村でも殺人事件が発生。
 当然その二つの事件には関連性があるはずだが、村をつなげるはずの橋は鉄砲水によって流されていた。
 作者がシリーズ前2作においても用いた「ほぼ」陸の孤島もしくは雪の山荘スタイルであり、もしかしたら隠れ通路が?などと考えさせてしまうあたりが妙味のあるところではないだろうか。自然を背景にしたことで、真犯人を推理することが非常に難しくなっていることは、我々読者にとっても非常に喜ばしいこと。
 まあまあの本格派であると思うので、是非著者からの挑戦状を読んでみることをお勧めする。

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紙の本

かなりのボリューム

2001/06/14 09:28

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私が有栖川氏の作品に出会ったのはこの「双頭の悪魔」であり、謎を解く快感を覚えたのもこの作品からである。
 作品の中に何度か著者からの挑戦状が叩きつけられる。やはり謎は自分で解き明かしたいと前のページに戻って推理をしてしまう。それだけにボリュームにボリュームが重なってそうとうな活字を楽しめる。以前に増して活字中毒と夜更かしによるお肌の荒れがひどくなった一冊。

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紙の本

あなたは挑戦受けますか?

2001/03/31 11:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:春を愛する人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作中大胆にも3度にわたり読者への挑戦をはさみ、そうして恥じないだけの優れた結構をもったパズラー作品です。
 それだけに前半部をもっと削れなかったかと悔やまれます(この点を解説の方もやんわりとですが非難されています)。700ページもあっては、挑戦を受けても容易に読み返せるものではありません。目を皿のようにした注意力が到底続くものでもありません。それに、それは殺人もいまだ発生していない、単なる登場人物の紹介シーンとしか考えられず、探偵としてのテンションがあがるはずもないです。そんなとこに山のように伏線張ってあったとしたら、あとで激怒するとこです。結局、挑戦が飾りにすぎないのが残念です。
 思うに、著者はトリックやロジックがなくても文章が書けるのですが、良いアイデアが浮かんでしまったがために、書きすぎて原液を薄めすぎてしまったようです。どうせなら最後まで本格に徹してほしかったところです。

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