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ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)
伝説的な麻薬ディーラー、ボビーZが死んだ。ボビーを麻薬王ドン・ウェルテロとの秘密取引の条件にするつもりだった麻薬取締局は困り果てる。そこへ服役中の泥棒ティムがボビーZに生...
ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)
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商品説明
伝説的な麻薬ディーラー、ボビーZが死んだ。ボビーを麻薬王ドン・ウェルテロとの秘密取引の条件にするつもりだった麻薬取締局は困り果てる。そこへ服役中の泥棒ティムがボビーZに生き写しと判明し……。【商品解説】
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紙の本
スピードとユーモア
2001/01/19 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nory - この投稿者のレビュー一覧を見る
麻薬王のボビーZの替え玉になったティムを、複数の追っ手が次から次へと狙ってくるというストーリーで、エルモア・レナード+トニー・ケンリックばりのスピードとユーモアで突っ走っていく。
途中で息切れがするくらいこんがらかってしまって収拾つくのかなと思ったのだけれど、最後の最後までスピードは衰えなかった。
ハードボイルドにはかかせないタフで洒落た会話も、作者独自のクールなユーモアでさらりと書かれていて、ニヤリとさせられっぱなしである。
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血のつながりだけが父じゃないんだぜ
2003/06/16 11:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
終身刑の囚人が、麻薬王に顔立ちがソックリなのを買われ、替え玉となることを条件に出獄。コソ泥のティムは伝説の男になりきれるのか?
警察、元囚人仲間の犯罪者、ギャングといった面々から追いまくられる孤立無援の主人公にハラハラ。危機の連続を超人的に切りぬけていくティムと、逃避行のお供となった少年との交流があたたかく、読み心地よいサスペンスだ。
少々都合良い&甘い展開が玉に瑕だが、読者を充分に楽しませてくれるアメリカン・ドリームな1冊である。
紙の本
ニール・ケアリーのシリーズとはまた違った爽快感
2007/12/05 19:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑務所を出たり入ったり、海兵隊あがりの中途半端なコソ泥ティム・カーニー、ついには服役中に人を殺してしまう。これで終身刑は確実、さらには殺した男の仲間に狙われ、塀の中にいながら命を落とすのはもっと確実という困った状況に陥ったとき、救いの手を差し伸べたのは麻薬取締捜査官。条件は、ティムの容姿がカリフォルニアの麻薬組織の帝王ボビーZに瓜二つなことから、その替え玉になることだった。ボビーZに化けたティムの前に現れる、メキシカンマフィアの顔役、メキシコの麻薬王ら悪党の面々、そして謎の美女とその連れている男の子・・・。ハンパ者のティムは無事ボビーZの役を演じ続けることができるのか?
銃撃戦あり、逃走劇あり、タイトルの「気怠く優雅」とはまったく裏腹な内容、読者を飽きさせません。最後は、本作を読んだ者なら誰でも望むようないかにもな終り方ではありましたが、『ストリート・キッズ』など著者の代表作のニール・ケアリーのシリーズとは別の爽快感を味わえました。
紙の本
疾走感!
2024/02/05 23:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人として初めてのドン・ウィンズロウ作品。文体にニヤニヤし、贅沢なキャラクター使いを楽しみ、いかれた?構成に惚れ惚れした。あまり良い作品紹介の仕方ではないかもしれないが、伊坂幸太郎さんの作品が好きな人は是非読んでみて。
紙の本
ユーモアユーモア
2001/06/03 19:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松内ききょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
とある刑務所で窮地に追い込まれたとある泥棒。絶望のまっただ中にある彼に、麻薬取締局が突きつけた条件とは。思いっきり笑って、叫んで、泣いて、スピード感満点なのにしかも余韻も残るクライムコメディ。登場人物の個性を何よりも重視する方にぜひお勧めの作品。ふだんミステリを読まない人にも勧めたくなる。
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父親であることを通じた男らしさ
2001/09/04 14:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ThunderRoad - この投稿者のレビュー一覧を見る
すみません、泣きそうになりました。二児の父親である自分にとって「父親らしさ」、そして「父親であることを通じた男らしさ」を強く考えさせられる小説でした。
ボビーZの身代わりとしてさまざまな騒動に巻き込まれて行く小悪党ティム。その彼が、ほとんど本能的に発して行く父性は、自分が子供達にもっとも伝えておきたいものに見事に一致していました。
ポップでスピード感あふれるクライムノベルで、いわゆる「歴史に残る名作」にはなりえないと思いますが、自分にとっては貴重な一冊でした。