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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1999/07/01
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社文庫
  • サイズ:16cm/315p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-72844-8
文庫

紙の本

三人の悪党 (光文社文庫 きんぴか)

著者 浅田 次郎 (著)

三人の悪党 (光文社文庫 きんぴか)

税込 586 5pt

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みんなのレビュー73件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

3人のキャラキラリ

2016/05/06 15:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヤクザのピスケン、元自衛隊の軍曹、元政治家秘書のヒデ。この3人が定年の向井刑事にお膳立てされ、それぞれの仇討の体をとることに。
3人のキャラが独特ではっきり際立っており、これ以上分かりやすい3人はないな、と感心する。さすが浅田次郎。物語の展開も軽快にスピードも迫力も、ユーモアもバランスよくちりばめられて、これぞザ・エンターテイメントだ。このシリーズ、早く次読みたいと思う。

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紙の本

運動不足の悩める現代人へ捧げる任侠コメディ決定版。

2001/02/04 23:06

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日下 夏海 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 とにかく「痛快」とか「小気味の良い」という形容がぴったりな悪漢小説である。
 魅惑的な登場人物をぱんぱんにちりばめた素敵な小説なのである。

 やくざの鉄砲玉、官僚出身の政治家秘書、マッチョな自衛官という肩書き以上に際立っている主役3人衆。入れ替わり立ち代り登場するアクの強すぎる脇役たち。彼らが、次から次へとまあ、勢いよくなだれ込んでくるので道中はいつも酸欠状態だ。加えて事件あり、人情話あり、どたばたの展開。こう落ち着かなくては『鉄道員(ぽっぽや)』はなんだったのだ、とつぶやきたくもなる。が、そんな思いとうらはらに爆走は止まらない。読み始めたら最後、本書の世界に引きずり込まれて一気に読破するしか道は残されていないのだ。
 走りっぱなしで息苦しいのだけれど、ピスケンの迫力に気圧されてか、途中で一休みする間も惜しくなってしまう。後押ししてくれるのは気のきいたセリフと笑いの嵐。文庫2巻にさしかかると「血まみれマリア」なる女傑が登場。花を添える(ふう、一息つける)かと思いきや、これまた大暴れの活躍ぶりである…。このあたりでランニングハイの到来。へらへらと怪しい笑いを含みながら、どうにかこうにかゴールが見えてくる。さて、待っているのは怒涛のエンディングなのか、本当にこれでゴールインなのだろうか。

 読者を全力疾走させたあげくスカッとした読後感を残すというのは、非常に高度な技だ。人を描く術に長けた浅田次郎の真骨頂である作品。

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2006/01/01 20:07

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2006/01/14 12:07

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2007/06/27 00:53

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2006/04/08 22:47

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2007/03/15 14:30

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2008/08/21 23:39

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2008/11/13 22:08

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2009/02/18 12:43

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