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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.9
- 出版社: ブルース・インターアクションズ
- サイズ:15×15cm/227p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-938339-50-1
紙の本
テクノのススメ
著者 佐久間 英夫 (編著)
YMOから始まったテクノ・ポップと現在のテクノを同一線上に結び付け、これまでのテクノの流れを統括し、分かりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
テクノのススメ
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紙の本
テクなしで何が悪いか
2002/09/05 11:35
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投稿者:草津早太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書によると「テクノ」とは「テクノ・ポップ」から生まれた言葉で、「テクノ・ポップ」とは「最先端テクノロジー機械によるポップ・ミュージック」を意味する和製英語だそうです。
現在レコード店で「テクノ」ジャンルで扱われていて、一般に「テクノ」と認知されている音楽は、「テクノ・ポップ」と呼ばれていた音楽とは違い……こんな風に説き明かそうとすると夜が明けてしまうジャンルなので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみて下さい。
YMO、クラフト・ワーク又はそれ以前のルーツ的シンセサイザー音楽に始まり、ニューロマ、エレ・ポップ、ディスコティーク、インダストリアルからノイズ、そこへパンク/ニューウェイヴが重なって…。複雑に交差するエレクトリック・ミュージックの歴史と分類がわかりやすく書かれています。
そして本書は、洋楽ロックファンが「空白の時代」と呼ぶ80〜90年代の優秀なディスク・ガイドでもあります。「商業主義にのって量産された素人のお遊戯音楽」とまで非難され一掃された多くの音楽を、掃き溜めから拾いだし作品として再び陳列させることに成功した著者。レヴューは短いながらも愛が感じられるものばかりです。
購入してから3年経ちますが、本当に手元に置いておきたい書籍というのは、こういうものだなと今でも思うのです。