紙の本
ラムセス、まさに魅力あふれる光の子
2002/02/24 23:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Cyndi - この投稿者のレビュー一覧を見る
エジプト史、ラムセスについての知識・興味のある人には勿論楽しめますが、特に予備知識がなくても全く問題なし! むしろ何も知らずに読んだ方が、よりドキドキハラハラ感が楽しめるかも知れない。多くの登場人物に気後れしながらも読み始めると、もう止まらない! 寝る前に読めば、続きが気になり眠れないし、通勤バスの中で読めば乗り過ごし遅刻しそうになりました。
今までこんな魅力あふれる人物のことを知らなかったなんて、本当に勿体無かった。この1冊を読んだ方には是非続きも読んで欲しい。いや、この1冊で終わるなんてとてもできないだろう。
それにしてもこのラムセスと同じ時を過ごした人々が羨ましい、そう思わずにはいられなくなる作品です。
紙の本
広大なエジプトを治めるファラオの誕生
2002/01/22 21:37
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投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際にあった歴史を背景に使っている小説というのはどうも苦手だ。自分が知らないことが山ほど出てきて話自体もちんぷんかんぷんになりそうだからだが、この作品は読んでいてすぐに物語の中に入っていけたし、エジプトの歴史がわかっていなくても物語自体はちゃんとよくわかるようになっている。つまり、歴史モノは苦手という方にもお薦めだ。
エジプトのファラオの中でも有名なラムセス二世がまだ少年の頃から話は始まる。幼い頃は思慮が浅く、乱暴者だったラムセスが父の一言二言、その行動の一つ一つからみるみるうちに成長し、悩み、ファラオへの道を進んでいくその姿は読んでいる我々でさえも魅了していく。
シリーズ全5巻の最初の一冊である本書は、少年だったラムセスがもうすぐファラオになるというところまでが描かれている。すぐ二巻目に手をのばしたくなるような終わり方なので、読者はシリーズ全巻をそろえてから読むことをお薦めする。
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文庫全5巻。一気に読めます。古代エジプトの超有名ファラオ、ラムセス二世の一生を描く半分フィクション半分事実の物語。
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私の大好きなエジプトが舞台の物語。
読んでいて、ますますエジプトにハマっていく本。
コレもまた、寝ずに読んでしまう一冊デス。
何しろコレを読んだ後スグにエジプトへ行ったので、舞台となる神殿や ラムセス2世のミイラなど 実際に目で見たものと この物語がダブり、フシギな感じでした。
私の思い出の1冊にもなりました。
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古代エジプト時代なので、世界史が好きな人には、時代背景も楽しめますし、苦手な人でも、それが気にならないくらいの現代社会と相通じる場面で、ストーリーに引き込んでいきます。面白いです、本をあまり読まない人でも、ぐいぐいと先を読みたくなる、そんな本です。
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歴史に名高いラムセス二世。この巻では彼が少年から青年へと成長し、ファラオを目指す過程が描かれています。
いや〜面白い!ラムセスがめちゃくちゃ格好良いです。でもラムセスの父親であるセティ一世も、偉大なファラオだったんですね。ファラオの後継者に長男シェナルではなく、次男のラムセスを選んだという点でも、そのファラオとしての力量が窺えます。
スピード感ある展開で、あっという間に読めちゃいます。古代エジプトに興味のある方には本当にオススメです。
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2007年7月30日読了。エジプトへ行ってあまりに感動したので読み始めました。
1巻はラムセス?の少年期から即位までのお話。もっとちゃんとした歴史物かと思ってたら、結構ファンタジーが入ってました。それに子供向けとまでは行かないけど、青少年向け?な文体でした。
まぁまぁ面白かったけど、ファンタジー要素がちょっと引っかかったので★三つで。
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この小説の主人公、ラムセス二世は、古代エジプトのファラオ(王)。
彼の治世は67年にもおよび、最も偉大な大王と呼ばれています。
偉大なる父 セティの厳しい教育を受け、ファラオとしての力をつけていくラムセス。
神の力、人間の欲望、愛、友情、、、ものすごい力で引き込まれていきます。
とにかくストーリーが面白い。
事実に基づいた話なんだけれど、いやいや、コレほどの歴史を調べてきた学者って、凄いよねえ。。
歴史にとんと疎いアタシでも全然大丈夫(笑)
あ、でもね、アタシ、実は新婚旅行がエジプトだったんです。
だから、ハワイに行った夢を見ているのに、海は湘南だった。な〜んて、悲しくなる想像力の持ち主のアタシには、ギリギリセーフ;;;かな。
あのスケールの大きさだけは、ちゃんとイメージできて大助かりだす。へへ。
再読とはいえ、もう10年近く前なので、ドキドキワクワクしながら読んでいます。
その証拠に、1巻 一気読み!
こうして文庫版も出ているなら、買いたいなあ。
単行本は、重いから持ち歩くには覚悟が必要なんだよねえ ┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
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エジプトはなんともエキゾチック!
臨場感溢れる冒険物的な面白さ。
パワフルで勝ち抜いていく大王の若き日。
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序盤。まだまだ序盤。
これらのキャラクターがこの先どうなるのか楽しみ。
まだ未読の人は解説を読まないほうがいいと思う。
1巻の解説で5巻までのあらすじってどうなんだろう……私にはちょっと微妙だった。
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(2000.12.06読了)(2000.10.14購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
いつの世も、力あるものの人生に安寧は遠い。今を溯ること、3300年、古代エジプト第十九王朝は、王(ファラオ)セティ一世のもと、帝国の再建を目指していた。そして、これもまた世の常、力を巡って、密やかに不穏な策謀が渦を巻き始めていた。王の座を争うのは血肉を分けた実の兄弟、勇猛で情熱的な第二王子のラムセスと狡猾な兄シェナル。熱砂の大地に非情な骨肉の争いの火蓋が切って落とされた。ラムセスに忍び寄る魔の手、降りかかる苛酷な試練…。エジプト史上、最も偉大なファラオと呼ばれたラムセス二世、波瀾万丈の運命の矢がいま、放たれる!世界で一千万人を不眠にさせた絢爛の大河歴史ロマン。
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古代エジプト王朝のファラオ、ラムセス2世の壮大な成長物語。
歴史物は史実に沿う為に単調になりがち。しかし、旧約聖書で有名なモーゼがラムセスの学友であったり、『イリアス・オデッセイア』の詩人ホメロスと邂逅を重ねる等、時代のまさかを史実のなかに織り込ませながら、魅力的な話になっているのは作者の力によるものでしょう。
ラムセスは途中から一人で戦争に勝ったり、雨を降らせたり、神の様になっていきますが、妻を愛し、友達の事を思い、人を信用しすぎて謀略にかかるという人間的な非常に親しみが持てるファラオでした。
個人的には豪華なジュエリーが多数登場することも面白かったです。中でも金は劣化しないことから「永遠の命」の象徴として度々登場します。今は世情の為、難しいとは思いますが、ラムセスがたてた宮殿の数々を一度はこの目で見たいものです。
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この手の歴史小説では、生まれる前から書き始める場合もあるが、この話は主人公ラムセスが10代を迎えてからが描かれる。どこまでが作者の勝手な想像で、どこまでが歴史記録に基づいているのかわからないほど、なんともいえないリアルさがある。モーセを幼馴染にすることで、出エジプトとどう絡ませるのか非常に楽しみである。
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古代エジプトで2番目に有名なファラオであるラムセス2世の物語。
少年期から青年期までを描き、若くしてファラオになるところまで。
実の兄が王座を奪おうと陰謀に次ぐ陰謀を巡らすが、父ファラオやラムセス自身の不思議な力で逃れる。
悪役とヒーローがわかりやすく、策略も単純明快。回りくどいところもあるが、先が楽しみになる。
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エジプトの歴史が、このような小説に落とし込むことができるほどわかっているものだとは知らなかった。そして、なんとも面白い陰謀の世界なのか。読んでいると、古代エジプトの世界にいるような気持ちになる。
ラムセス、陰謀に囲まれて周りは敵だらけ。次はどうなる?