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紙の本
詩的私的ジャック (講談社文庫 S&Mシリーズ)
著者 森 博嗣 (著)
死体に残された傷は何を意味するのか!?女性が死んでいた。みな密室で。歌詞のとおりに1人、また1人。大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷...
詩的私的ジャック (講談社文庫 S&Mシリーズ)
詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE
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商品説明
死体に残された傷は何を意味するのか!?
女性が死んでいた。みな密室で。歌詞のとおりに1人、また1人。
大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。捜査線上に浮かんだのはロック歌手の結城稔。被害者と面識があった上、事件と彼の歌詞が似ていたのだ。N大学工学部助教授・犀川創平とお嬢様学生・西之園萌絵が、明敏な知性を駆使して事件の構造を解体する!【商品解説】
目次
- 第1章 最初の密室
- 第2章 第二の密室
- 第3章 解決のあとの未解決
- 第4章 昏睡する不安
- 第5章 追跡する疲労
- 第6章 第三の密室
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これまでの重厚な感じに比べると、かなり軽い感じの流れである。
2017/12/15 12:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、早い段階で密室殺人が連続するが、密室絡繰りのかなりの部分は萌絵によって解明され、むしろ何故密室にする見せ掛ける必要があったという問いを中心に展開される。これまでの重厚な感じに比べると、かなり軽い感じの流れである。更に、萌絵が具体的に犀川への好意を意識し始め、それが別のミステリーに見えて来る。そして、第3の殺人で一気に結末に流れ込んでいく、これまでとはちょっと違う流れに感じた。とは言え、この後半以降は、何が出てくるのかという期待感で一気読みでした。作風の変化というより、犀川と萌絵との関係変化に視点を当てた展開だったのかな。フフフ。
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二人の関係に進展
2018/10/28 01:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、殺人事件やトリックそのものよりも、犀川先生と萌絵の関係にハラハラさせられました。むしろ、事件の方は案外あっさり?(だからこそ、ミステリ要素を期待していた読者は微妙な気分かもしれません。。。)
犀川先生や国枝先生の言葉は、時々私の心にぐさりと刺さります。そういう部分があり、私は森作品を楽しんでいるのかもしれません。
余談ですが、ちょい役で出てきた男子学生が今後も出てきそうな空気をまとっていたので、個人的には今後の展開にも期待です(笑)
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知らないことは謎のまま
2009/01/07 12:11
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
二つの大学の構内で、二人の女子大生が死体で発見された。それぞれ自らの所属する大学ではない方で。発見された場所はどちらも内部からロックされた状態にあり、死体は衣服をはがれた上で、腹部に文字が刻まれていた。それぞれが事件関係者とちょっとした知り合いだった関係上、犀川や西之園はまたも事件の渦中に巻き込まれていく。一体なぜ犯人は密室を構築したのか。
シリーズ第一作と第三作が似た雰囲気を持っているように、第二作と第四作にあたる本作品も似た雰囲気を持っている。事件現場が大学構内であるということだけでなく、極めて論理的に構築された密室が、一般に非論理的と考えられる動機によって作られているという構造そのものが似ている。
探偵役の二人も、考え方が少しずつ変化してきているようだ。さて、次はどのような展開になるのか。
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ミステリーそのものより…
2022/12/26 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:永遠の黒柴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーそのものより、S&Mシリーズの二人の話に気を取られる感じでした。私には事件の動機つけが今までより軽く感じました。
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軽快なテンポ
2017/04/21 18:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
S&Mシリーズです。今回の舞台はS女子大、T大、そして犀川助教授、萌絵のN大で連続殺人が起こります。3つの殺害現場は全て密室。被害者は全員下着だけで腹部に犯人からのメッセージが刻まれています。最初から最後までとてもテンポ良く進んでいき全く飽きません。シリーズ中でもテンポの良さでは上位でしょう。密室のトリックもまあまあ。とりあえず納得はできます。一方、連続殺人の動機が・・・。説得されるしかないんでしょうけど。私的にはあまり現実的な気がしません(まあ、非現実的な動機なんて推理小説では山ほどありますけどね)。面白い作品ではあります。
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形式化の諸問題
2001/06/05 02:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり面白くなかったです。
私の場合、犀川と萌絵のおままごと的な会話が多い作品は冗漫に感じてしまうようです。連続して起こる密室殺人の謎を、工学部的知識で解いてゆく過程はそれなりですが、登場人物たちのなんとも教訓くさいセリフまわしにはうんざりしてしまいました。
森博嗣ファン以外は読む必要ないです。