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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.12
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ミステリ文庫
- サイズ:16cm/364p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-15-077561-3
モース警部、最大の事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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収録作品一覧
信頼できる警察 | 9-64 | |
---|---|---|
モース警部、最大の事件 | 65-74 | |
エヴァンズ、初級ドイツ語を試みる | 75-108 |
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紙の本
モース警部のクリスマス
2001/07/27 11:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
モース警部シリーズ、唯一の短編集。
このシリーズは、本来は長編でたっぷり楽しみたい。
モース警部シリーズの一番の読みどころである、モースが手がかりの少ない中から構築する壮大な推理と、新しい情報が入って一瞬でその推理がガラガラと崩れ、そこからまた新たな推理を積み上げて…という二転三転するストーリーは、やはり長編ならでは、だからだ。
しかし、モース警部のキャラクターが好きになったファンには、サイドストーリー的な短編が嬉しくもある。デクスターのユーモアは、むしろ短編の方が冴えているとも言える。
モース警部ものは「信頼できる警察」「モース警部、最大の事件」「ドードーは死んだ」「近所の見張り」「内幕の物語」「最後の電話」の6編。その他、シャーロック・ホームズのパスティーシュ「花嫁は消えた」、鮮やかな脱獄もの「エヴァンズ、初級ドイツ語を試みる」、賭ゲームでの騙し会いを描く「世間の奴らは騙されやすい」、ちょっとドキッとする男女間の話「モンティの拳銃」、これも脱獄囚の話で最後のどんでん返しが見事な「偽者」、以上全部で11編が収められている。(「偽者」には最後に少しだけモースが登場する。)
表題作の「モース警部、最大の事件」はディケンズの名作「クリスマス・キャロル」を下敷きにしたクリスマス・ストーリーだ。もし相手が本格ミステリファンなら、クリスマスプレゼントとしてこの本を贈るのもいいかもしれない。