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紙の本
日本陸軍と中国 「支那通」にみる夢と蹉跌 (講談社選書メチエ)
著者 戸部 良一 (著)
革命に共感をよせ、日中提携を夢見た男たちがなぜ、泥沼の日中戦争を用意してしまったのか。戦前の対中外交をリードした陸軍「支那通」の思想と行動をたどり、我が国対中政策失敗の原...
日本陸軍と中国 「支那通」にみる夢と蹉跌 (講談社選書メチエ)
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商品説明
革命に共感をよせ、日中提携を夢見た男たちがなぜ、泥沼の日中戦争を用意してしまったのか。戦前の対中外交をリードした陸軍「支那通」の思想と行動をたどり、我が国対中政策失敗の原因を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
戸部 良一
- 略歴
- 〈戸部良一〉1948年宮城県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、防衛大学校教授。著書に「ピース・フィーラー」「失敗の本質」など。
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日本はなぜ支那と戦争になったのか
2001/11/03 19:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国(支那)に勝手な夢を抱き、これまた勝手に裏切られたと憤って結局人生を棒に振った日本人って、昔もいたんですねえ。中国語を幾ら勉強しても、日本では出世できないのも今と同じなんだなあと実感させてくれます。明治維新を経て脱亜入欧を果たしたものの、白人社会での序列は常に末席。陰に陽に繰り返される人種差別。えーい、何時までも白人ドモの靴なんかなめてられるか! アジア人によるアジアを築き、白人をアジアからたたき出せ! とだんだん日本人のテンションが上がってくる。しかし、見回すとアジアには間抜けな連中ばかり。シナも腐りきっている。どうしようと思っていたところに希望の星孫文中山先生登場。ところが孫文は政治センスのない夢想家。あとを継いだ蒋介石は生意気な跳ね上がり野郎。そうです。日本とシナが連携してアジアを建設していこうなんて口先だけで、「先輩」日本の指導の下、日本の指示通りに動く子分としてしか日本はシナを見ていなかったのでした。そしてシナが次第に反日を旗頭にナショナリズムを高めていくにつれ「この豚野郎」と反シナ感情が日本国内でも爆発していく。こうした過程が丁寧に本書では描かれています。ただ日本人400人(女性、幼児、子供を含む)が蒋介石の軍に虐殺された「通州事件」がさらっとしか触れられていないのがちょっと残念。