- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.6
- 出版社: 藤原書店
- サイズ:22cm/367p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89434-182-4
- 国内送料無料
紙の本
ヨーロッパ中世社会史事典 新装版
新しい歴史学・アナール派の読む事典。中世ヨーロッパ社会の全体像をとらえ、農業、経済、習俗、文化などの各分野154の項目を網羅する。91年刊の新装版。【「TRC MARC」...
ヨーロッパ中世社会史事典 新装版
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
新しい歴史学・アナール派の読む事典。中世ヨーロッパ社会の全体像をとらえ、農業、経済、習俗、文化などの各分野154の項目を網羅する。91年刊の新装版。【「TRC MARC」の商品解説】
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
中世ヨーロッパの生活の全体像を理解する参考に
2001/04/29 21:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世の社会についてのテーマ別辞典。154項目からなり、それぞれの項目について、2ページ程度の良くまとまった文章で解説がなされています。基本的にフランスのアナール学派の研究を中心としているためか、フランス・イギリス・イタリア中心に西ヨーロッパについて書かれているようです。
翻訳は正直なところ良くはありません。あまりに直訳風であり日本語としてこなれていないだけでなく、文章の捻じれなどもあり、かなり読みづらくなっています。専門家なだけに正確さはあるんだと思いますが。
中世ヨーロッパに対するイメージをくつがえし、生活と社会を理解するための情報が大量に盛り込まれていまして、一項目一項目に、多数の発見があります。
中世とは農業革命の時代であり、それがゆえの過剰による荒廃と飢饉があったこと。大規模な魔女狩りは中世ではなくルネサンス以降のものであること。などなど、興味深いことが盛り沢山です。村落部についての情報もきちんとありますし、城砦の一般様式なんかも興味深いところです。
中世西洋の人々の社会生活について知りたいというひとには、お薦めできますね。高いけど。