サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 未評価 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.6
  • 出版社: 平凡社
  • レーベル: 平凡社ライブラリー
  • サイズ:16cm/361p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-582-76344-8
新書

紙の本

われらが〈他者〉なる韓国 (平凡社ライブラリー)

著者 四方田 犬彦 (著)

韓国は、実のところ、内側でもなく外側でもなく生きられた体験のなかからのみ浮かびあがってくるものにすぎない。韓国の人・文化・出来事についての現場感覚に溢れたレポート。Par...

もっと見る

われらが〈他者〉なる韓国 (平凡社ライブラリー)

税込 1,540 14pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

韓国は、実のところ、内側でもなく外側でもなく生きられた体験のなかからのみ浮かびあがってくるものにすぎない。韓国の人・文化・出来事についての現場感覚に溢れたレポート。Parco出版87年刊の改訂。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

四方田 犬彦

略歴
〈四方田犬彦〉1953年兵庫県生まれ。東京大学大学院で比較文化・比較文学を専攻。明治学院大学文学部芸術学科教授。「月島物語」で斎藤緑雨賞を、「映画史への招待」でサントリー学芸賞を受賞。

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価0.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

鮮やかな青春の韓国体験

2000/08/25 09:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野崎歓 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 十三年前に刊行された四方田氏の重要なエッセイ集が、増補版で蘇ったことを喜びたい。スウィフト『ガリヴァー旅行記』に関する浩瀚な修士論文を書き上げた25歳の四方田氏は、ソウルの大学に客員教授として招かれ、さして年齢の違わない学生たち相手に日本語や日本文学を講じた。KCIAの部長による朴大統領暗殺事件が起こったのは、著者滞在中のことである。政情不安が人心に深い翳りを与え、危機の緊張がはりつめるソウルの日々、書物を読み映画を観、そしてさまざまな人々との邂逅を重ねるうち批評家の精神に刻まれた韓国体験の精髄が、情熱あふれる文章によって語られる。読む者を引きこまずにいない力をもつ青春の一巻である。

 「どうして韓国に行く気になったのですか」と、当時著者は多くの人たちに質問されたという。著者によれば、その問い自体がある無意識的倣岸さを露呈している—「なんとなれば、質問者は自分の立っている場所の不動の安定を素朴に信じたまま、いかなる動機もなく言葉を発しているからであり、みずからの属しているイデオロギーに無頓着であるためだ。」

 この切り返し方に四方田氏の批評精神がみごとに表れている。自らの立つ場所を常に問い直しながら、〈他者〉の領域に向けてあくなき越境を試みること。それがきわめて高度な知性の営みであるとともに、キムチの「エロティシズム」に惑溺するような肉体的実践でもあることを、ここに収められたテクストの数々がみごとに証明している。

 民族仮面劇から張本勲まで、夭逝した映画作家・河吉鐘から「巨大な物語そのもの」のごとき生涯を全うした詩人・金素雲まで、惜しげもなく投じられる素材の新鮮さは今なお少しも失われていない。そのなかでも、「境界性を潜在的に乗り越えてしまう」ことを本質とする映画をめぐる思考は、本書の最もスリリングな部分をなす。一本のメロドラマを日本、韓国、北朝鮮のそれぞれの観客がまったく異なった見方で受容する事実の分析は、映画を観ることの政治性を鋭く解き明かす。しかしまた、「韓国人が好きになるとき」のようなさりげない印象記にこめられた、〈他者〉なる韓国への真率な思いにも胸をつかれずにはいられない。

 そしてまた、最新刊『日本の女優』などではすでにヴィルチュオーゾというべき練達の語り口で圧倒する氏の、若き時代のみずみずしく詩的高揚に満ちた文章を読むたのしみもある。「朝の鮮やかな国から」と題された一篇こそは、若き批評家にのみ許された抒情の美しい結晶ではないか。

 著者は近々ふたたび韓国に長期滞在する予定だという。本書の続編が今から待ち遠しい。 (bk1ブックナビゲーター:野崎歓/フランス文学者・東京大学助教授 2000.08.20)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。