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紙の本
ちび猫の冒険のお話です
2001/10/11 22:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きき - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、子猫のちび猫が日常の世界を旅するお話です。
猫といっても、人間の姿で描かれてあります。だから人間とのやり取りは何だか面白く、人間のちっちゃな女の子のお話のようです。
毎日の些細な出来事が、ちび猫にかかるととっても大きな冒険になります。それが、日常になれている私(私たち?)にとってはとても新鮮で、また微笑ましく可愛くうつります。
ちび猫と関わる人間も猫達も、それぞれいい味出してます!
このお話はファンタジックで可愛らしいですが、現実の厳しさというものも入っていて、そこが大島弓子さんの作品の良さだと思います。
是非一度読まれてみると、新たな世界を体験できると思います。
紙の本
マンガの枠を越えた衝撃的な作品
2002/07/30 21:49
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ何年かでマンガ文庫というのが急に広まったけれど、あれは非常にいいです。普通の本屋にも売ってるし、僕みたいないい年した男性が、大島弓子さんの本を買っても(あんまり)恥ずかしくないのです。ということで、綿の国星の4冊は、文庫が出た時に即座に買い求めました。
主人公のちびねこの純粋なひとみを通して、人間世界のいろんな出来事が描写される。月並みな表現だが、この本を初めて読んだときの衝撃は忘れられない。大島さんは人間なのになんで猫の気持ちがわかるのだろう。なんで人間に見えないものが見えるのだろう。そしてこのちびねこ、まだ生まれて間もないくせに、世の哲学者をして顔色をなさしめるような発言をするのである。
この作品が文学や芸術の分野に大きな衝撃を与えた、などとよく言われる。マンガに抵抗を持っている方にも、一読をお勧めします。