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紙の本
人類の未来史…でもこんな社会はイヤかも
2002/03/25 11:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
全てをコンピュータ『マザー』に支配された社会。
アトラクシアで学ぶ少年・ジョミーは学校きっての問題児。
多感な思いを両親にぶつけたり、いたずらはしょっちゅう。
しかし彼の人生はある日を境に全く変わってしまう。
『目覚めの日』という検査で彼は超能力を持つ新人類(ミュウ)の長・ソルジャー・ブルーに助けられる。
ソルジャーはジョミーを自分の後継者とすべく待っていたのだ。
ソルジャーの遺志を継ぎ、ミュウの長として人類との交信を始めたジョミー。甚だ未熟ながらもその強大な超能力で不満を持つ長老やミュウ達を引っ張っていく。
『コンピュータ・マザー・イライザの申し子』の異名を持つクールな男・キースや人間でありながらコンピュータを激しく嫌悪し、コンピュータ以上を求める少年・シロエ、ジョミーの幼なじみ・サム。
様々な立場で葛藤する魅力的なキャラクター達。
そして最後に明かされるこの社会が作られた理由。
現実を見るたびにこんな社会になる可能性は否定できない。
読んだ後、それぞれが考えさせられる話。