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紙の本
盤上の宇宙
2002/10/10 14:58
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山原水鶏 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶叫する、放歌吟唱する、盤上の血を舐める、顔に靴墨を塗りたくり、その靴墨を盤上に落とす、失禁する、射精する、吐血する、失神する、絶命する、発狂する…
以上は本作品の中で、登場人物たちが対局中に行う行為の数々である。実際の対局(特異プロにおける)では起こりえない行為がほとんどである。しかし、この漫画を読んでいる間、私には彼・彼女らのこれらの行為が、大げさだともおかしいとも感じなかった。それだけ主人公・氷室だけではないこれらの登場人物が「将棋」に生きていることの証であり、その生き様を描ききった作者の勝利だと言える。
私が本書で最もひきつけられた「画」は、将棋盤の下から棋士たちを見上げる場面である。本書で頻出するこの画が、将棋と言う「宇宙空間」を感じさせてくれた。
紙の本
将棋
2002/07/09 12:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:京太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋マンガの傑作。ひとりの天才将棋少年が、敵を次々に打ち破っていくというストーリー。毎回次の展開が気になるような作りになっていて、楽しめます。まったく手を抜かず、丁寧に作られているのがよくわかる作品。地味で絵になりそうもない将棋をテーマに、エンターテイメントとして立派に仕立て上げた作者の力には感心させられます。よく取材してるみたいだし、人間ドラマとしても良くできています。多少おおげさに描いている部分もありますが、全体的に手堅くまとまっていて、誰でも楽しめる安定した作品です。