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紙の本
トルコもおいしい
2002/05/27 17:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみひこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、絵に描いた餅が好きである。現実にはなかなか食べられない食物を想像するのが好きなのだ。このマンガに描かれているのは、トルコの普通の人々の生活だ。だが、トルコの普通と日本の普通との違いがあまりに凄くて愕然とする。しょっぱいヨーグルトドリンクや、ピラウというご飯料理があるのに必ずパンを食べるという食習慣、レストランの食事は「まずく」家庭料理こそ一番「おいしい」と言う日本とは逆さまな考え方の不思議さに驚く。そして、迫力なのが年に一度の祭日「生け贄の日」クルバン・バイラムだ。その日の為に、生きた牛やら羊やらを前日までに買い付け一晩生かして置いて、当日一族でそれを贄にし解体し、みんなでその肉を分け合い料理して食べる。スーパーのパック肉しか買わない身にとっては、「肉」の観念が違ってしまう。正に、エキゾティズムの極致だ。と、同時に、食べる寸前まで生け簀に魚を飼っておく日本人と、信仰はさておき、たいして違いのない行動のようにも思えてくる。
この漫画は、別に食べ物のことだけを書いているのではない。言葉や文法の面白さやら、生活習慣やトルコ人の気質についての楽しい話が満載だ。バザールでの買い物で始まる第2巻も、占い、子育て、トルコの住宅事情など、目を見張る話ばかりだ。
実は今、トルコ料理を食べに行きたい気持ちで一杯なのだが、これを読んだおかげで、トルコ料理には私にとって大の苦手の「ヨーグルト」が付き物と知って二の足を踏んでいる。でも、まあ、いつか本当にトルコに行く日が来るまで、私はこのマンガの中の食べ物で満足していよう。それが出来るほど、このマンガは、おいしいのだ。
紙の本
そしてトルコにいってしまった
2002/06/03 01:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:柿右衛門 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読んで、トルコに行きたい!!と思った人は多いことだろう。かくいう私もその一人で、まんまとトルコに行ってしまった。
高橋さんが書いているトルコはまさにその通りである。
熱く、優しい人々。
おいしい食べ物。
日本の方言とも似ているトルコ語。
この本を読むだけで十分トルコにいった気にさせられる。
またトルコに興味がない人でも十分楽しめる。
そして読み終わった暁には、すっかりトルコに魅了されていだろう。
トルコにいきたい人、行ったことがある人。
ケバブが好きな人、ヨーグルトが好きな人。
ぜひ読んでもらいたい。