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紙の本
演劇的な演出
2002/06/22 23:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作品は、テレビアニメ版と同時スタートしたコミック作品である。テレビアニメでは、まるで演劇のような演出が多く用いられ、独自の魅力を誇っている。しかしそれらは映像作品だからこそ可能な演出であり、コミック版では極めてむずかしくなってしまう。
だからといってまったく別な角度に変更してしまうのではなく、著者なりの演出で、「少女革命ウテナ」の世界を創作しようと努めている。
また、演劇的なのは作風・演出のみにとどまらず、テレビアニメでは挿入曲を実在の劇団による合唱曲を用いたり、コミック版でも物語の重要なキーワードとなる「世界の果て」というものも、実は同劇団の演劇作品からヒントを得て考案されたものである。
すべてが新しい試みであるだけに、少々テーマ性が少女マンガから逸脱しているような気がしないでもないが、それはそれで作品の面白みを増しており、斬新な作風に仕上がっている。