紙の本
ブッダの誕生
2000/11/20 11:31
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投稿者:ランゲルハンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
スッドーダナ王のきさきであるマーヤは、お産のために実家のあるコーリヤ国に帰ろうとしていた。すると周辺ではいくつもの奇跡が起こる。そしてついに4月8日、ブッダが誕生した。
場面は変わり、スードラから一国の貴族へと出世したチャプラには災難が襲いかかる。結果としてチャプラ親子は悲劇の最期を遂げ、その過程においてタッタとナラダッタの人生も大きく変わることとなる。ナラダッタはなぜアシタにより非情な罰を科せられたのか、そしてなぜチャプラ親子は殺されなければならなかったのか。これらは後にブッダの説くことになる教えにつながっている。
ブッダは病弱で、武芸も学問も楽しむことはできなかった。しかし彼はいくつかの体験を通して、命について考え始める。ある日ブッダは謎の老人と出会い、彼に「世界中の人間に人間の生きる道を教えなさい」と説かれる。
紙の本
タッタの復讐
2001/08/09 23:25
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投稿者:けやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
義兄弟チャプラの敵を討つべくコーサラ国への復讐計画を練るタッタ。彼はは隣国カプラヴァストゥを強大にしコーサラと戦わせる計画を進めようとする。そのためには強い王が必要だ。白羽のやが立ったのは生まれたばかりの軟弱なシッダルタ—後のブッダである。まだ彼には偉人の片鱗は見えない。タッタの計画は成功するのか。
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2巻では1巻でメインキャラだったチャプラがいなくなってしまうけれど、最期は凄く切なくて可哀相だった。
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人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。第2巻でようやく誕生したブッタは、厳しい身分制を目の前に葛藤した幼少時代を過ごす。そんな彼がいかにして悟りに至るのか。続きが気になる。
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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。
「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。
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ブッダ(当時はシッダールタ)が誕生しました。
ただ、マーヤ夫人のわきの下からではなかったようです。
夫人はブッダを産んでから、ほどなくして亡くなってしまいました。
シッダールタとは「目的を遂げる」という意味だそうです。
アシタ聖人の弟子、ナラダッタは、タッタに非凡な才能を見ましたが、まさにタッタは、動物に憑依し、移り変わることができるという特異体質を持っていました。
その特性をかって、シッダールタの誕生を祝いに出かけているアシタ聖人に、緊急の便りを出すナラダッタでしたが、アシタ聖人に「動物の命を粗末にしている」と言われ、罰として人間の理性を奪われ、獣化させられます。
ナラダッタは、人の命を救うために必死で行ったことだったため、その処置はあまりにも厳しく、罰を受ける彼が哀れに思えました。
ひょんなことで、将軍の跡継ぎとなったチャプラ。
自分が将軍になったら、母親を迎えに行こうと、必死に身分を隠していましたが、母親がやってきたことで、周囲にもばれてしまいます。
開き直って、足指のスードラの烙印を周囲に見せるチャプラ。
親指に手塚流アッチョンプリケながい骨が書かれていて、ちょっと笑いました。
親子の最後は哀れでしたが、仲の良かった母子なので、きっと死後の世界でも一緒になれたことでしょう。
ブッダは、ウサギに憑依し、狩りで射られた死の感覚を知りました。
あんな思いはもうしたくない、自分は決して死にたくないという思いを深めるシッダールタ。
死の恐怖から、なおさら苦行にいそしみます。
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手塚治虫の漫画。
ブッダは生まれるが、お母さんはブッダを生んですぐに死んでしまう。またブッダも病弱だが、カースト制度の仕組みに疑問を持ち、大人に聞いて回るが、それは紙が決めたことだという要領を得ない答えに、疑問を感じるという姿が描かれている。きっと成長する時にこの時の疑問が悟りへとつながる要因になるのではと考えながら3巻以降を読み進めたい
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しばらくタッタがブッダなんだと思っていた。
チャプラもお母さんも亡くなって、お坊さんも獣となってしまいタッタはどう生きるのか。
それにしてもお坊さんを獣にしてしまう罰ってひどい。
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おすすめ度:90点
解説:大沢在昌氏
シッダルタが生誕。
10年の年月を経て第2部へ。
王子シッダルタは「死」について多くの疑問を抱く。
第一部
第7章 生誕
第8章 技競べ
第9章 秘薬を求めて
第10章 予言
第11章 裁きの日
第12章 死の壁
第二部
第1章 王子
第2章 瞑想の園
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まだまだ全体像が掴めないが、それでも1巻と同じくグイグイと惹き込まれるように読み切った。
第3巻も楽しみ。
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図書館の本
シッタルーダが出家するまででした。
シッタルーダにかかわる人々が詳しく書かれていたのでふぅんと思うところ多数。
聖☆おにいさんでタンタカのことを読んだばかりだったので出家のシーンが半分くすくす笑い。
こ、これじゃいかん!ですね。
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四月八日の曙の前 シッダルタ=目的を遂げる マーヤの葬儀 ダルマ=法典 単純な勧善懲悪 どろろ 百鬼丸という侍 ちょうりょうばっこ跳梁跋扈する妖怪を退治 牽強付会けんきょうふかい 安易な解答を与えてくれない 安易な感動の供給を拒絶する ネパールのカピラヴァストゥ
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第2巻はブッダの誕生から幼少期が描かれる。
ブッダは腕力の弱い、悩み多き人間として描かれる。
今後どう成長するか。
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チャプラ、母親、ナラダッタといったメインキャラが悉く悲惨な目に遭う。安楽な暮らしをするブッダも悩み苦しむ。どっちみち人生は苦しいという巨匠のメッセージなのか。