紙の本
ブッダとダイバダッタの出会い
2000/12/08 09:30
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投稿者:ランゲルハンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
日の出の勢いのマガダ王国では、国王が優秀な剣客をどんどん召し抱えるので、腕利きが続々集まってきていた。そんなマガダ王国をある男が訪れた。彼の名はダイバダッタ。戦死したカピラヴァストウの王、バンダカの息子である。
ダイバダッタは強い剣士を見つけだし、自分がマネージャーとしてその者を国王に売り込もうと考えていた。彼は一人の男に目を付けた。
マガダ国王ビンビサーラは、以前に受けた予言によって未だ苦しんでいた。自分は41歳になったら死ぬ。それも息子であるアジャセによって殺される…。
ダイバダッタはブッダという男の存在を知り、彼に会いに行く。ダイバダッタはブッダに対し、弱肉強食こそが真理なのではないかと問う。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な人々との出会いがシッタールタを成長させる。生きとし生けるものそれは一つ一つが貴いものである。愛すべき者たちの囲まれた貴重な生涯。
紙の本
ヤタラとタッタ
2001/08/09 23:33
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投稿者:けやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーサラ国のヤタラ、マガダ王国のタッタ、ともにブッダの弟子でありながら決闘する羽目になった二人。通い合った心よりも国の威信が強い不条理さ。
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
お釈迦様も空海も右を下にして横になった。胃から腸に繋がる”出口”は右側なので理にかなっている。最後まで死に急いだりはしない、と言う話。
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読むたびに心がピュアになるって本の帯に書いてあるんですけど、その通りです。たくさんの有名人の方もレビュー書いてます。
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人間としての等身大のブッタの生涯を描いた、伝記漫画。成長したダイハダッタは野心に燃える若者となっていた。偶然出合ったタッタを王の近衛兵に仕立て上げ、自らはマネージャー(?)としての地位に納まる。その後、見事王に取り入ったダイハダッタは、さらなる昇進のために、ある陰謀を企てる…。悟りを開いたブッダの姿が印象的だった。肉髷が。
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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。
「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。
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ブッダのダイバダッタへの言葉から引用。
「いま 自分は何をしているのか
自分のしているのとは自分にとって大事なことなのか
人にとって大事なことなのか
そして大勢の人にとって大事なことなのか!
国じゅうの人にとって大事なことなのか
世界の人にとって大事なことなのか
この自然にとって あらゆう生きものにとって大事なことなのか よく考えなさい
そして もし そうでないと思ったらやめるがよい
なぜならこの世のものはみんなひとつにつながっているからだよ」
「どんな生きものでも絶対に自分だけではいきられない!!」
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いま自分は何をしているのか
自分のしていることは自分にとって大事なことなのか
人にとって大事なことなのか
そして、大勢の人にとって大事なことなのか
印象に残ったいち場面。
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おすすめ度:95点
解説:糸井重里氏
ダイバダッタはトッドのマネジャーとなり、トッドをマガタ王国の剣士と従えさせる。
かつて、マガタ王国の陛下ビンビザーラは20年後にアジャセ王子に殺されると予言されている。
トッドはアジャセ王子を人殺しゾウから救いだし、子を思う人殺しゾウの命をも救う。
ダイバダッタはトッド、ミゲーラからシッダルタのことを聞き、シッダルタと運命の出会いを果たす。
北の強大国コーサラと南の新興国マガタはいつも領土のことで争いが絶えなかった。
コーサラ国王パセーナディ大王は1名ずつ決闘者を出し、戦わせ、勝利者側に領土をわたすという提案をする。
マガタ国代表はトッド、コーサラ国代表はヤタラとなる。2人は決闘の前に互いに会い話しをし、実は双方とも、シッダルタの影響を受けて生きていて、ともにシッダルタの弟子であることを知る。互いに、うらみはなしで、誠実に戦うことを誓い合う。
決闘が開始。1日目では勝負がつかず、翌日に延長となる。
翌日の決闘。ヤタラは何者かの吹き矢によって、倒れる。
実は、密かに吹き矢を放ったのは、ダイバダッタの策略であった。
犯人捜しが始まる中、ダイバダッタは関係者を殺害したうえ、ミゲーラを真犯人としてでっち上げ、毒を飲ませて声がでないようにしてしまう。
コーサラ国に連行されてしまうミゲーラを助け出したトッドは、助けを求めるため、シッダルタを訪ねる。
そして、シッダルタはミゲーラの心の中に入って、ミゲーラの声がでるように回復させる。
こっそりと後を追い、シッダルタのその行為の一部始終を見たダイバダッタは、心を打たれ、組織を使って世界中の人間にシッダルタの教えを広めていくことを誓う。
第四部
第1章 剣士と風来坊
第2章 決闘者
第3章 対決
第4章 危難
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宰相さいしょう 托鉢たくはつ マーラ悪魔 こうらく行楽日和ですよ 麗しき尊顔を拝し恐悦至極に存じあげマシュ ウオノメがいてえんだ 拝受仕る コーサラ国の近衛兵ヤタラ トリカブト たいしたお人だろう マネージャー スケール 組織 糸井重里 写真という写実の権化のような表現方法 おもしろいけど重い 読み捨てにくい 一対一で向かい合う空間を共有する だから当然重くなる。絵であることを超えたほんとうと、それに対面することで滲み出てしまった読者という人間のほんとうがぶつかりあうのだからな。
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手塚治虫による、ブッダの伝記。
一読する価値はあると思って一気に読了。
良くも悪くも手塚治虫調というか、手塚治虫節が効いているので、多少の好き嫌いはあるかもしれないです。