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紙の本
悪魔くん (ちくま文庫)
著者 水木 しげる (著)
〝エロイム エッサイム……〟の呪文で現われ出た悪魔メフィスト。悪魔くんはメフィストの不思議な力を借り、ビチゴン、クモ仙人などの強敵と闘う。【商品解説】
悪魔くん (ちくま文庫)
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紙の本
妖怪退治
2020/08/29 20:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪魔メフィストとともに悪い悪魔や妖怪と戦う物語を描いた作品。また、主人公の外見も見栄え良く仕上げてあります。つまり理想の地上天国を築くために戦う貸本版の「悪魔くん」とは全くの別物で、妖怪退治という意味では「ゲゲゲの鬼太郎」寄りとも言えます。好き好きはあるでしょうが、個人的には、貸本版の「悪魔くん」の方が印象に残りました。
紙の本
尻切れトンボ
2016/03/23 16:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:QFO - この投稿者のレビュー一覧を見る
千年王国版でもそうだが、いきなり唐突に終わってしまうので尻切れトンボ感は否めない。
まあいつもの事なので今更行っても仕方ないが。それも個性のうちか?
紙の本
少年と悪魔との駆け引きを期待していたのに
2010/08/03 12:51
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKのドラマ「ゲゲゲの女房」に触発されて、「悪魔くん」を読んでみたくなった。だが「悪魔くん」にはいくつか種類がある。同じちくま文庫の「悪魔くん千年王国」は、水木しげるが最初に書いたオリジナルに限りなく近いもので、本書はTV放送向けにリライトされたものらしい。
”悪魔くん”の異名を持つ少年が、悪魔の助けを借りて、良き目的を達成しようとする…というモチーフは共通である。だが、オリジナル版は理想の千年王国を実現しようとするのに対し、本書TVリライト版は悪い妖怪を退治するという、事実上全く別の話になっている。いろいろ事情はあるのだろうが、全く別の話が同じ「悪魔くん」のタイトルで出されているのは、知らない人間にとっては実にややこしい。何とかならないのだろうか。
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前置きが長くなったが、本書は期待外れだった。何と言っても、主人公の真吾くんに、”悪魔くん”の名に見合うだけのインパクトが、カケラもないのがいただけない。能力的に普通の少年なのはかまわない。だがキャラクター的には、もっと個性や存在感がほしいと思う。悪魔メフィストと妖怪との戦いが話の中心なのも、真吾くんのただでさえ薄い存在感を、輪をかけて薄めてしまった。なかなか腰を上げようとしないメフィストを、真吾くんがいかに動かすかという、2人の駆け引きをもっと前面に打ち出してほしかった。その種の話を期待していたのに、残念に思う。
動画サイトで、TV実写版の「悪魔くん」をチラリと見た。全体的な作りはチャチだが、真吾くんとメフィストのキャラが立っているのと、2人のコミカルなやりとりが楽しく描かれているのは、本書よりもずっと良いと思った。