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紙の本
陽だまりの樹 1 (小学館文庫)
著者 手塚 治虫 (著)
動乱の江戸末期、来たるべき近代国家への苦悩と希望を描いた巨編!! ▼第1話/三百坂▼第2話/おせき殿▼第3話/鬼鉄(おにてつ)▼第4話/曾根崎新地▼第5話/腑分け▼第6...
陽だまりの樹 1 (小学館文庫)
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- 税込価格:5,113円(46pt)
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商品説明
動乱の江戸末期、来たるべき近代国家への苦悩と希望を描いた巨編!!
▼第1話/三百坂▼第2話/おせき殿▼第3話/鬼鉄(おにてつ)▼第4話/曾根崎新地▼第5話/腑分け▼第6話/適塾の人々▼第7話/星鶴(ほしづる)、豆鶴(まめづる)▼第8話/夜の客人▼第9話/嵐の前 ●登場人物/伊武谷万次郎(松平藩の家中。剣の才能に恵まれている)、手塚良庵(医師・手塚良仙の息子。女好きだが、腕は確か)、手塚良仙(良庵の父で、蘭方医。江戸に種痘所を設立する運動をしている) ●あらすじ/江戸小石川伝通院裏に、三百坂と呼ばれる路地があった。毎朝6ツ半になると、江戸城の太鼓を合図に、大名、旗本たちの登城が始まった。そしてその中に出仕してまだ4か月の武士、伊武谷万次郎がいた。万次郎は登城の際の、三百坂の早駆けを眺めている一人の若者のことが気になっていた。ある日、万次郎が尊敬している千葉周作先生が死に、痛夜の場で諍いになった万次郎と清河八郎は、河原で真剣勝負をする。この勝負で怪我をした万次郎の治療にやってきた医者・手塚良庵は、いつも登城の様子を眺めていたあの若者だった(第1話)。▼行き付けのそば屋で食事をしていた良庵は、そこで万次郎と偶然再会する。「この近くに用がある」と、同じ道を歩いていく良庵と万次郎。お互い、善福寺の住職の娘、おせきに会いに来ていたのだった。二人はおせきに自分の想いを伝えるが、おせきの返事は「住職になってくれる人と結婚をする」というものだった。その帰り道、良庵は、何者かに襲われてしまう(第2話)。 ●本巻の特徴/第1巻では、後に親友となっていく良庵と万次郎の出会いと、それぞれが己の進む道を本格的に歩み始めることを中心に物語が進んでいく。それと同時に、安政時代ではまだ西洋医学が認知されておらず、そのために人の命が失われていたことにも焦点を当てて描かれている。 ●その他の登場キャラクター/万次郎の父・伊武谷千三郎(第1、3話)、万次郎の母(第1、3話)、おせき(第2、8話)、多紀誠斉(第1、8話)、山岡鉄太郎(第3、話)、原田(第4、5話)、緒方洪庵(第4話)、福沢愉吉(第5、6話)、丑久保陶兵衛(第7、8話)【商品解説】
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日本という近代国家が、生まれた頃の熱き日記
2002/03/24 21:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいたろー - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末といえば歴史・時代小説の宝庫だ。江戸の封建社会と明治の文明開化と、鎖国と開国と、ちょんまげとざんばら髪と、あらゆる分野で暖流と寒流が交錯する、時代と人間のドラマの泡立つ漁場のような時代だ。ことに司馬遼太郎の作品群は出色で、「竜馬がゆく」をはじめ「翔ぶが如く」「花神」「坂の上の雲」「最後の将軍」など、どれも日本人の魂の作品と言えるだろう。そしてその作品群に匹敵する物語を、マンガに見つけてしまったのが本書だ。
医師である手塚良庵(なんと手塚治虫氏の先祖であるらしい)と武士である伊部谷万次郎の二人の若者を軸に物語は進む。良庵は蒙昧な漢方医によって、助かるべき病人が死んでいくことに、新しい時代の必要性を感じ、万次郎は西洋人に対して日本という国を守ろうと立ち向かう。
表面上は時代の流れの中で対立するかに見える2人が、いつしか同じ道をめざす。本書はそんな2人の青春小説であると同時に、日本という国家の青き時代の物語でもある。日本はどんな立国をめざしたのか? 初めの志はどこにあったのか? 方向性を見失ったかに見える21世紀の現代日本に、痛いほどストレートに迫ってくる物語だ。シーボルトや唐人お吉の物語なども折り込まれて、切ない。
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愕然とする良庵
2002/02/14 08:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豊田佳士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、幕末、登場人物である医者の手塚良庵と武士の伊武谷万次郎のまわりで起きることが書かれている歴史漫画で、幕末の外科医の世界と武士の世界を知ることができる漫画です。
1巻、良庵は勉強のため、大阪にある適塾に入門する。大阪についた良庵は、曽根崎で十三奴と出会う。が、まもなく十三奴は盲腸で死んでしまう。良庵は死因を確かめるため十三奴を腑分けすることに。初めて人間の体中を見、複雑さに愕然とする良庵。
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登場人物それぞれが非常に魅力的
2003/02/24 21:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代末期、異国文化の流入により、それまでの日本古来の医学や幕藩体制による武士階級が変革していく——そんな時代が、医師・手塚良庵、武士・伊部谷万次郎を中心とした当時の若者たちの目を通して描かれる青春群像劇。
ここに登場する若者たちは、変わり続ける世の中に翻弄され、先の見えない世の中に何を自らの信義とするべきか確信がもてない。結局、彼らはこの時代で何も成し得ることなく朽ち果てていくのだが、彼らそれぞれが非常に魅力的に描かれ、この作品を盛り上げている。
この著者の最後の作品であり、著者が最後に辿り着いた作品という目で、じっくり読むのも面白いかも。
はっきりいって、派手さはない。しかし、よくできた作品なので、興味のある方はドウゾ。
手塚作品を読むのはしばらくやめよう——といつも思うのだが、なぜか読んでしまうのはなぜだろうか?
紙の本
全8巻の文庫本版
2018/06/05 17:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくつか種類のある「陽だまりの樹」。内容は同じなので迷うところ。本書は文庫本でコンパクト。全部で8巻です。セットによる販売もありますが中古でも容易に揃える事が出来ます。