「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
気楽に殺ろうよ (小学館文庫 藤子・F・不二雄<異色短編集>)
著者 藤子・F・不二雄 (著)
SF的手法を駆使して現代世相を痛烈に風刺した異色短編集! ▼第1話/ミラクルマン▼第2話/大予言▼第3話/老雄大いに語る▼第4話/光陰▼第5話/幸運児▼第6話/やすらぎ...
気楽に殺ろうよ (小学館文庫 藤子・F・不二雄<異色短編集>)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
SF的手法を駆使して現代世相を痛烈に風刺した異色短編集!
▼第1話/ミラクルマン▼第2話/大予言▼第3話/老雄大いに語る▼第4話/光陰▼第5話/幸運児▼第6話/やすらぎの館▼第7話/定年退食▼第8話/サンプルAとB▼第9話/休日のガンマン▼第10話/分岐点▼第11話/換身▼第12話/気楽に殺ろうよ▼第13話/ウルトラ・スーパー・デラックスマン ●登場人物/男(やり手の会社社長。毎日の激務の中で胃を壊し、ガンではないかと疑っている)。医師(男の友人。男の疲労ぶりを見かねてアドバイスする)。(第6話)句楽兼人(日星商事のサラリーマン。その正体は「正義」の味方、ウルトラ・スーパー・デラックスマン)。片山(日星商事のエリートサラリーマン。句楽の古い友人)。(第13話) ●あらすじ/▼会社ではやり手の社長として、頼りない専務の息子にいらだちつつ乗っ取りの陰謀と戦い、家では学生運動で留置所から帰ってきた息子を叱りとばし、愛人宅では大金をせびられる。男の神経は極度に張りつめて、疲れ切っていた。相談を受けた医師である友人は、男に一度「やすらぎの館」へ行ってみることを勧める……(第6話)。▼みどりとの挙式を来週に控えた平凡なサラリーマン・海野五郎は、ある日、2人組のヤクザに連れ去られてしまう。拉致された五郎は不思議な薬によって、新しい人生を送りたがっていた暴力団組長と身体を交換されてしまう。組長は五郎の身体のまま、みどりとのデートに出かける。一方、暴力団組長と身体を交換された五郎の方は……(第11話)。▼世の中にあふれているドス黒い悪に憤りつつも、成す術もなかった平凡なサラリーマン・句楽兼人は、ある朝、突然手に入れた超能力で「正義の味方」ウルトラ・スーパー・デラックスマンに変身した! 暴走族から政財界の黒幕、公害企業まで、ありあまる「悪」に鉄拳を浴びせ続けた彼だが、いつの間にやら周りの反応は……(第13話)。【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
常識や道徳が違うと
2023/07/11 16:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
目が覚めたらいつもと違う。食事を摂る際にカーテンを締め切って隠れるようにし、それでいて性行動は大っぴらだし、殺人が肯定されている。主人公がおかしいと医者の診察を受けることになる。価値観がひっくり返った世界で主人公は順応できるか。
紙の本
良薬、口に苦し
2011/09/23 22:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤子・F・不二雄の短編集。短いものは数ページの作品もある。
「ミラクルマン」
「大予言」
「老雄大いに語る」
「光陰」
「幸運児」
「安らぎの館」
「定年退食」
「サンプルAとB」
「休日のガンマン」
「分岐点」
「換身」
「気楽に殺ろうよ」
「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」
13作品が収録されている。(「サンプルAとB」は原作のみ)
単行本のタイトルだけを見るとかなりブラックな内容と想像できるが、実際にブラックな話は半分ほど。
「大予言」
短い作品だが、一番、コワイ内容。1976年に発表された作品だが、今、読んでも色褪せていない。
ラストで預言者が孫を抱いて言うセリフ
「もう予知してあげる未来がないんだよ」
という言葉がズシッとこたえる。
「定年退食」
国家の扶養能力を超えてしまうほど人口が増えた未来。
法律で「定年」を定め、その年齢を迎えた人のうち、一定数以外の人は、年金などの国家の保障を打ち切られる。
かなり残酷な内容だが、不思議と生々しさがない。あまりの事で現実感がわかないのか、絵柄のせいなのか。
それともわざとそのようにして、その落差をねらったのだろうか。
「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」
異色短編集の1巻にあった「わが子スーパーマン」と同様の話。
ただし、今回は「超能力」を持ったのは大人。「わが子スーパーマン」では子供ならではの無邪気さがあったが、
こちらの話では主人公の「邪気」が露骨になっている。
なぜか超能力を身につけてしまった主人公(外見は他の作品にもよく登場するラーメン好きの小池さんそっくり)は、「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」を名乗り、「悪」と戦いはじめた。
が、ただのひったくりでも犯人の命を奪うほど情け容赦なく、それを批判したマスコミも(物理的に)つぶすなど、次第に暴走を始める。
制限を受けない巨大な力は「独善」にしか走らないのだろうか。
核兵器すらものともしないウルトラ・スーパー・デラックスマン。もはや誰にも止められない、と思われたが、意外にあっさり命を落としてしまう。
無敵のウルトラ・スーパー・デラックスマンも自身の体内のウルトラ・スーパー・デラックスがん細胞の増殖を止める事はできなかったのだ。
批判を受けるのは気持ちのいいものではないが、聞く耳を持たなくなったら、お先真っ暗だ。
紙の本
ほんと異色だよね
2016/05/04 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ボランチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめて読んだとき衝撃を受けました。これは子供向けの漫画ではなく、大人が読んで楽しめる本。ぜひお勧めです。