紙の本
藤子・F・不二雄少年SF短編集 1 未来ドロボウ (小学館コロコロ文庫)
著者 藤子・F・不二雄 (著)
●あらすじ●日本一のストーリーテラー藤子・F・不二雄先生の珠玉の短篇集。人生の勝利者をめざし、わき目もふらず勉強する少年、学は父の工場がつぶれ、高校進学を断念しなければな...
藤子・F・不二雄少年SF短編集 1 未来ドロボウ (小学館コロコロ文庫)
紙の本 |
セット商品 |
藤子F不二雄少年SF短編集(小学館コロコロ文庫) 2巻セット
- 税込価格:1,069円(9pt)
- 発送可能日:24時間
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
●あらすじ●日本一のストーリーテラー藤子・F・不二雄先生の珠玉の短篇集。人生の勝利者をめざし、わき目もふらず勉強する少年、学は父の工場がつぶれ、高校進学を断念しなければならなくなる。そんなとき、人生に成功した大金持ちの老人と知りあう。自分の未来の不幸をなげき、老人をうらやましがる学に、老人は自分の全財産と学の未来を取りかえてもいいともちかけた。それを老人のじょうだんだと思った学は軽い気持ちで契約書にサインしてしまうが、本当に体を入れかえられてしまう! そして、老人の余命は半年だった!! はたして、学の未来はどうなるのか!? (『未来ドロボウ』より)ほか七話収録。▼第1話/ひとりぼっちの宇宙戦争▼第2話/コマーさる▼第3話/なくな! ゆうれい▼第4話/未来ドロボウ▼第5話/四畳半SL旅行▼第6話/恋人製造法▼第7話/ニューイヤー星調査行▼第8話/宇宙船製造法▼解説/大林宣彦【商品解説】
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
未だ色褪せない Sukoshi Fushigi (SF) な物語
2011/09/17 13:31
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤子・F・不二雄のSF短編集。今、読んでも、あまり時代を感じないのが、巨匠たる所以か。
収録作品は次の通り。
「ひとりぼっちの宇宙戦争」
「コマーさる」
「なくな!ゆうれい」
「未来ドロボウ」
「四畳半SL旅行」
「恋人製造法」
「ニューイヤー星調査行」
「宇宙船製造法」
最初の「ひとりぼっちの宇宙戦争」だけ何かで読んだ覚えがあるが、他は読んだことのない作品ばかりだった。
「ひとりぼっちの宇宙戦争」「未来ドロボウ」「四畳半SL旅行」は少し気味の悪い話。
特に「四畳半SL旅行」は尻切れトンボのような終わり方をするだけに、なんだかスッキリせず、落ち着かない気分になる。
「未来ドロボウ」
大富豪だが余命わずかの老人と貧しさのため高校進学をあきらめた少年が身体を交換する話。
得をした側の(元)老人が、その得のあまりの大きさに罪の意識を感じるが、自分が同じ立場だったら、同じような考えに至るだろうか、と考え込んでしまった。
この作品では「やれる事か」を考える前に「やっていい事か」を考えるべきでは、と暗に言っているのだと思う。手遅れになる前に。
「宇宙船製造法」
藤子・F・不二雄版SF15少年漂流記、とでも言うべきもの。
暴君の登場、クーデター。理想に燃えたリーダーが次第に独裁者になってしまうなど、結構、ハードな内容だった。
壊れた宇宙船を修理する方法は「銀河英雄伝説」(田中芳樹)の「長征一万光年」のエピソードを思い起こさせる。
ふと思って、発表された年を調べてみると、藤子・F・不二雄の方が3年ほど早かった。
数年の違いはあれど、巨匠がほぼ時を同じくして、よく似たアイディアを思いついたのが面白い。
紙の本
志貴杜と小山の生き方とは
2002/07/27 02:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J.B. - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の最後に収められている短編「宇宙船製造法」は50ページに渡る、
短編集の中では一番の長編である。
宇宙を旅行していた一行が、事故により漂着した星での生活を余儀なくされる。
秩序と正義を重んじ、現実を見つめて皆の命を守ろうとするリーダー、
志貴杜はクールな表情の中に葛藤を漂わせる。
自分が皆の命を預かったのだから、それを守らなければならない、
望郷の念はなくなることがないが、実行可能な道を考えねばならない、と。
一方で小山は「どこかに道が残されてるよ。ぼく、そんな気がする。
…希望を捨てないで」と確信も可能性もわからないまま、考え続けた。
最後には、彼は不可能を可能にした。それはいわば、信じ続けたからではなくて、
考え続けたからではなくて、彼は一握りのスペースを頭の中に残していたから、
新しい何かを受け入れる場所を残していたからだと言うこともできるだろう。
そんな登場人物たちの生き方が印象的な作品だ。
紙の本
藤子・F・不二雄の不思議な世界
2002/03/01 12:08
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プック - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生の成功者になるために寝る間も惜しんで勉強する学。しかしある日突然、父親の働いていた工場がつぶれて高校進学をあきらめることに。学は絶望し家を飛び出しある老人と出会う…
この話を読むと若いと言うことのすばらしさがわかる。
紙の本
ドラえもんとは一味違う
2017/01/30 17:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤子F不二雄さんと言えばドラえもんですが、この短編集は一味違います。ホラー要素がある作品やコメディ色が強めの作品などそれぞれの作品に個性があります。ラストシーンが人間味溢れる描き方が多いため後味の悪さがほとんどない作品や、怖いなと思ったところで物語がいきなりバンッと終わってしまう作品などもあります。同じ方が書いてるとは思えないくらい、それぞれの作品に違いがあります。おすすめしたいです。
紙の本
すこしふしぎ
2015/10/20 17:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤子・F・不二雄先生のSF短編集でした。ドラえもんや21エモンのノリで読んでみたら世にも奇妙な物語みたいな雰囲気を感じる短編集でした。