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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
すべて素晴らしいです。
名作!大好きです。
切ないですが、それも魅力です。
今までの話が思い返される巻でした。
紙の本
ジョン・オービン
2017/05/07 22:02
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ランプトンは語る」でエヴァンズ家のシャルロットを死なせてしまい、「エディス」ではエディスを助けようとしてアランが死んでしまい…
メリーベルやアランに比べると痕跡を残さぬよう気を使ってる風なエドガーでも長らく生きていると結構証拠を残してしまうものなのだなぁと。
ジョン・オービンがリデルやマルグリットやドンマーシャルと出会って仮説が真実に近付いていく高揚感はすごかっただろうな。
紙の本
これこそ悲劇?
2001/10/23 00:28
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
西ドイツのギムナジウムに、時を止めたバンパネラ・エドガーとアランが転入するが、そこでは少年を襲う魔の5月という伝説があった!のだが…エドガーが時折口にするマザーグースの一節「誰が殺したクク・ロビン」。これが私には昔アニメで見た「パタリロ」がよく歌っていた曲としか思えず(読むと頭の中で無意識に歌っている)、悲劇の度合いを増すごとに喜劇になってしまうのだった。連載時にまだ生まれていなかったことが悔やまれます。
紙の本
火の中に
2023/03/23 11:46
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「小鳥の巣」 申し訳無いがものすごく読みにくかった…
登場人物が多い事やコマ割りが複雑で読み終えるのに時間がかかってしまった。
その他二編は火事続き。
炎の中に消えたシャーロッテ…
火事で死にかけたエディス
マチアスに噛まれた事で人生が一変したキリアンのその後が気になる。
エドガーの面影に取り憑かれたオーエン
みんな人生の階段を踏み外してしまったような…
そんな中で「ポーの一族」を追って幸せになったマーシャルとマルグリットは稀有な存在。
彼らには平穏でいてほしい。
そしてアラン。
彼はどうなった?
気になる!
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3巻はなにより「小鳥の巣」がいい。「トーマの心臓」っぽい。エドガーがアランの靴ヒモを結んで茶化されるシーンとか好きだなぁ。2巻まではエドガーとメリーベルの話が中心だったのだが(メリーベル結構好きです)、3巻はエドガーとアランの話が多い。この2人の関係って、エドガーの保護者みたいな干渉とか、メリーベルに似ている写真の時計を思わず盗ってしまうアランの嫉妬とか、その時計どろぼうをエドガーがうまくかばったり、2人の喧嘩とかあんまり現実の関係ではありえないと言うか…少年でしかありえないような気がする。だから、女の子たちが思い描く理想の少年像、みたいなのがこの2人なんじゃないかと思った。女の子たちが知らないけれど、知らないからこそ憧れる少年たち、ていうのあると思う。この前も図書館の同僚の人で、同世代の男のことはなしていたときに「男子校出身のやつはなんか違う」と言っていたのに妙にトキメいたもん。「なんか悶々としている」というだけで具体的には教えてくれなかったけど…
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「インタビュー ウィズ バンパイア」を観た時、
てっきりこれが原作だと信じてましたww。
時空を越えた、壮大な物語。
モノは新しくなっても、基本的に人間は変わらないんだなぁ…。
イギリス、フランス、ドイツ…
ヨーロッパの各地の風景も少女漫画らしくて好きです。
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あるべき形で終わった、という印象です。
だけどファン心理としては・・・エドガーとアランが今もどこかで生きてるんだと信じたい・・・そんな感じです。
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エディスに幸せになってもらはなくちゃポーの一族に関った全ての人は困る。人一倍人恋しかったのはエドガーで、贅沢な感情で支えていたのはアラン。メリーベルはそんな二人の愛の象徴。みんなして愛してるんだ。
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永遠を生きるバンパネラ、ポーの一族。溜息が漏れるほど優美で幻想的な世界観。トーマと並んで少女漫画の最高傑作です。読後、暫く起き上がれない。
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アランが好きな私としては、『小鳥の巣』は最も思い入れの強い作品。100年近く生きながら、いつまで経ってもまるで我儘な子供で、人間の様に優しく脆いアランを、エドガーはきっと愛したのだろうと今なら思います。自分と違い、「ポー」に染まっていない、けれどずっと側にいてくれる存在を求めたのでは。『ランプトンは語る』で、月の下二人が戯れるシーンは、最も好きな場面の一つ。人間に戻りたがっていたエドガーだけれど、この時ばかりは永遠に少年のままいられる時間を愛していたのではないかと思うと切なくなります。『エディス』のラストは号泣。
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あとがきで有吉玉青が言っているように「長い時を生きるポーの一族。そのかなしみは、われわれのかなしみとどれだけ違うだろう」
また、どれだけ同じなのだろうね?(2007.6.15)
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この文庫本持ってないんだけど、こういっぱい種類が出てる本のレビューってどれにすればいいんか迷うな。私が持ってるフラワーコミックス版は、細かく書きたくなった時用にしよう。エドガー、アラン双方共にチョー魅力的で困る。選べない。しょっぱなから腐ったこと言うと、どっちをどっちにしていいものやら。やっぱアランだろ、と思っても、ああでもエドガーのあのツンデレっぷりは最強・・・、ああでもやはり何と言っても「ぼくのことだけ考えてくれなくっちゃいやだ!!」×2だぜ、あああああ・・・・・と悩みは尽きずエンドレス。(それでも残酷な神読むまでは聖域だと思ってたんですってば)しかし初めて読んだ時は「メリーベルと銀のバラ」が一番のお気に入りだったんですよね〜。後になってからは信じられない。アラン出てないのに。なんて清らかだったんだ昔の自分。これ以降ネタばれしてますけど、これこそまさに、しをんさんがお好みの「まぼろしの三角関係」黄金パターンだよね!アランは「僕なんかどうせエドガーにとってメリーベルの身代わりでしかないんだ・・・」と言い続け、エドガーはアランをビシバシ殴って「僕の側から離れるな!」なんて超絶愛の告白繰り返してるっつーのに、アランってば最後まで・・・最期まで「僕はエドガーにとってメリーベルの身代わりで、エディスは僕にとって・・・」なんつって思い込んだまま死んじゃうし。み、認めたげなよアラン・・・としばし脱力も感じちゃうけど、最期までエドガーに愛されてない、と思い込んだまま死んじゃったアランも不憫だし、どんだけ言っても通じなかったエドガーも不憫で泣けてくる。アランはエドガーにとってこの世に繋ぎ止めてくれるたった一つの存在だったのに・・・(涙)でも初めて読んだ時はエディスの終わり方に盛大に拍子抜けしました。何が「アハハ・・・かえろう、かえろう」だ!!これまでの壮大な物語に5ページで幕引きさすな!!読んだ当時は、きっと・・・萩尾先生はポーがやたら人気が出ちゃって、自分の中では物語は終わってるのに、人気ゆえにむりやり話を書かされ続けていてほとほと嫌気が差して、ええい!こうなったらキャラ殺しちまえ!そしたら終われるだロ、ていうことで殺しちゃったんでは、と思って仕方ありませんでした。ていうのか、今でもあの終わり方には違和感を感じます。終わらせないであのまま打っちゃってくれてても良かったんじゃないかと。あ、これでは本当に腐女子的トークだけで終わってしまう!いや、あの、メリーベルとかもいいキャラやな〜思ってるんですよ!!あの、エドガーとかはメリーベルのことを庇護すべき無力な存在と思って、彼女を護るために必死で立っているのに、その兄の目を盗んで男遊びを繰り返してたりするメリーベル。自分のロリータ的魅力を最大限利用。女は恐いね。少女はいつから女になるのかしら。ていうのか、この作品の中で果てしのない運命に思いを馳せ、悩んでるのってエドガーだけやもんな。メリーベルは、美少女のまんまでいられるってステキねえ☆ってなかなか人生エンジョイしてるっぽいし、アランはエドガーに愛されることしか考えてないっぽいしな。ええと、二人は悩みをエドガーに預けちゃったんだヨ!(エドガーって人間だったら絶対胃に穴あいてそう)そして絵もやっぱりものすごい魅力的で。間にトーマの連載はさんで、随分変わってるんだけど、後半は今の絵にも続くシャープな描線になっちゃってて、やっぱり私は前半のなんともはや柔らかい線にうっとりします。決して単品で見るとそうきれいな絵でもないと思うんだけど、なんともはやたおやかで、どこに魅力があるのはよく分からない。静かな、何気ないシーンとかの柔らかさにしみじみしちゃうのよね。日本人ならば読むべき必須の名作だ。
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読んだ日:2005/03/19
買った日:2005/03/19
買った所:有隣堂 川崎BE店
値 段:\570
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「アランに打たれた」ごっこ、流行りませんでした?
『小鳥の巣』の続編構想を萩尾先生が話していらっしゃったのを、TVで見たことがあります。
続編はキリアンの血を研究する科学者の話だって^^!
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物語が最後へと向けて、一気に盛り上がっていく。
完成されたエドガーとアレンの関係と、ポーの一族の一つの終焉の形の話。
この巻では、これまでで最も多くの第3者の視点から、ヴァンパイアである二人を語っている。これによって、ポーの一族が、より謎めいた形で描き出されている。
最後は、哀しいような嬉しいような、不思議な感動に包まれるだろう。