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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.4 1件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:1999/07/16
  • 出版社: 小学館
  • レーベル: 小学館文庫
  • サイズ:16cm/278p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-09-192373-9
文庫

紙の本

墨攻 3 (小学館文庫)

著者 酒見 賢一 (原作),久保田 千太郎 (脚本),森 秀樹 (作画)

▼第1話/笑い顔▼第2話/急変▼第3話/革離、城を出る▼第4話/革離なき梁城▼第5話/蔡丘、頑張る▼第6話/邑民の自立▼第7話/死者からの伝言▼第8話/総攻撃▼第9話/新...

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墨攻 3 (小学館文庫)

税込 639 5pt

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紙の本
セット商品

墨攻(小学館文庫) 8巻セット

  • 税込価格:5,11346pt

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商品説明

▼第1話/笑い顔▼第2話/急変▼第3話/革離、城を出る▼第4話/革離なき梁城▼第5話/蔡丘、頑張る▼第6話/邑民の自立▼第7話/死者からの伝言▼第8話/総攻撃▼第9話/新兵器▼第10話/南門の攻防▼第11話/落城▼第12話/秘策▼第13話/決着●主な登場人物/革離(梁城を守るため、墨家からやってきた墨者。専守防衛のエキスパート)、梁溪(梁城の城主。邑民からの人望は薄い)、梁魁(梁溪の長子。豪壮な人物で、常に戦の前線で指揮をとる)、梁適(梁魁の弟。兄とは対照的に冷静沈着)、巷淹中(趙軍最強の将軍。梁城攻略の命を受け、革離と対決する)、蔡丘(梁城の邑民のリーダー。革離を心から尊敬する)●あらすじ/梁城に忍び込んだ趙兵を徐々に追い詰めていく革離たち。進退極まった趙兵は、邑民を人質に革離たちの前に姿を現し、自らの命と引き換えに革離との一対一の対決を申し出る。邑民たちの反対を押しきり、彼等の要求をのんだ革離は……(第1話)。▼この巻の特徴/易水で梁魁の死体が発見され、激昂した城主・梁溪によって革離は梁城を追われる。革離なき梁城を守るべく、革離を尊敬していた邑民・蔡丘が奮闘するが……。【商品解説】

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評価内訳

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紙の本

刊行時帯コピー「大群と対峙する革離——意地と誇りの激突の結末は!?瞠目の歴史巨編!」

2005/09/11 11:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

梁城攻防戦の結末を描いた第3巻です。第2巻までと同様に、名もなき人たちにも光を与えて人間ドラマにしています。革離の命を狙うために潜入した趙兵の最期だけで一話としたり、物語の始めにはただ怯えるだけだった邑民の蔡丘が革離に代わるようにして活躍する話や、梁城の若き梁適が邑民の心をつかんでいこうとする話など一つ一つは魅力的な話です。
しかし、『墨攻』が『墨攻』たる所以はやはり攻防戦でしょう。革離や墨家の策略ではありませんが、趙軍の投人器なんていかにも中国っぽくてワクワクします。原作があり、そちらも読んでしまっているのでつい比べてしまいますが、墨家の魅力はこうした技術と策略の競い合いのようなところがあるのではないかと思ってしまいます。そうすると、革離が雇われていた梁城城主に「さっさとこの城から出て行け!!」と言われたらあっさり去っていくのこそ墨家であり、ぐずぐず城の外に残っていたり、邑民の心配をして頼まれもしない策を弄したり、ましてや趙将軍・巷淹中と一騎打ちをするというのは、少なくとも私がイメージしている墨家ではないですね。
巻末には原作の巻末に書かれていた文章が載せられていて、物語の終わりを示しています。ところが、その次にもページがあり、梁城と思しき方向を振り返った後いずことなく歩いていく革離の姿と「戦国のかわいた大地を熱き鉄の心でつき進む革離に、次の大いなる試練が待っていた」とのト書きがあります。えっ、これで終わりではなかったの?

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