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紙の本
会田誠という芸術。
2008/11/03 00:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばー - この投稿者のレビュー一覧を見る
会田誠は芸術家だ。だけれど、間違いなく一般人ではない。芸術家は特殊な人間が多いけれど、その「芸術家」という枠を取っ払ったとしても、例え彼が一般人というスーツを着て、芸術家という空間にいなかったとしても、特殊である。
会田誠の何が特殊か?
その作品を見てもらえばいい。ひょっとしたら公衆の面前には出せないかもしれないであろう作品が多い。彼の作品は、エロであり、ナンセンスであり、空想であり、美麗であり、二次元であり、芸術であり、現代であり、最前線であり、暴走であり、素朴であり、実験であり、夢であり、妄想であり、SFであると思う。私たちが描いているであろう心の原始的な1モチーフが彼の作品には現出している。色んなしがらみを取っ払った人間的な妄想をそのまま表したのが、自殺未遂マシーンであり、ミュータント花子であり、切腹女子高生であり、青春と変態なんだと思う。
あー、なんかこういう書き方が面倒になったので、もうなんか率直に言うと、彼は変態だと思う。私はあの金ぴか装丁&切腹女子高生の『MONUMENT FOR NOTHING』からの、より正確に言うと、金沢(地元です)が誇る21世紀美術館で会田誠の切腹女子高生Tシャツ(思わず買いそうになった)を見てからのファンなのだけど、すごくすきです。切腹女子高生を初めて見たときから、この人すげぇ!というか、天才と鬼才と奇才のオーラみたいなんを感じたし、マジラブ!っていうかやべこの人、すごすぎ、まじやべ!とか思ったし、でも間違いなくそういう「会田誠LOVE」は知人には見せたくないといういつもいつも感じる変な心の境界線みたいなんを持ってしまった。いや、すごいんだけど、この人はヘンだと思う。そのヘンがすきな訳であるが。
今作『ミュータント花子』は、帯にもあるように、SF+戦争+エロ+グロ。会田誠初の漫画らしいが、(わざとこういう感じにしてるんだろうけど)あとがき通り、美少女系の漫画家に頼まなくて良かったと思う。無理な人にとっては、間違いなく人生で読まなくてもいい一冊。物事をあけすけにする快感が好きな私にとっては、かなりフェイバリット。しかし、さすがに『MONUMENT FOR NOTHING』には購買本としては劣るか。当たり前だけど。そんな優劣無意味だけど。
どっかで会田誠展やってる美術館ないかなーと思う、芸術の、秋。
紙の本
はぁ〜…
2002/01/20 11:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゼロ戦がNYのビル群を飛んでいたり、クラブの内装に「腸」の絵を描いたりと、かなりヤバイ作品を発表しつづける会田誠が今度は漫画を発表。絵の上手い小学生がノートに鉛筆書きで描いたかのような作品ながら、内容はやっぱりヤバイく、そしてエロくてグロい…。即刻、読むことを放棄してしまいました。まぁ、そういうのもありなのか…。