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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/06/28
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/230p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-133916-3
文庫

紙の本

すいかの匂い (新潮文庫)

著者 江国 香織 (著)

すいかの匂い (新潮文庫)

税込 605 5pt

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みんなのレビュー312件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

ゾックとするようなお話

2015/08/12 17:48

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供の頃の匂い、音などのシーンではそういうのあったなーと懐かしい気分になりました。ちょっとゾックとするような内容ですが私は好きな作品が多かったです。

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紙の本

心地よい夏の風が吹いてくる〜。

2020/08/29 23:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

思い出はふと、ひょんなところから思い出される。良いことも悪いことも。焼却炉が好き。

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紙の本

遠い夏、ひみつの記憶

2006/09/01 09:05

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆか - この投稿者のレビュー一覧を見る

幼い少女と夏のおはなし、11編。
いまはもう遠いところにある、誰にもいえないひみつの記憶。
うだるような夏のなかにあって、うすら怖くてひんやりとした物語たち。
この本に出てくるのはみんな、冷静にまわりを‘観察’していて、それからかるく‘失望’している・・・そんなどこか冷めたような大人びた少女ばかりです。
私自身はもっと‘子ども’っぽい少女だった気がするけれど、でも、彼女たちの残酷で嘘つきでいじわるなぶぶんをみていたら、記憶の奥でなにかがコツン、と思い当たって、私はみるみる後ろめたいような気持ちになってしまうのでした。
ふだんは思い出すこともない、奥深い場所で眠らせていたものものを鮮やかに、私なりの色と匂いでよみがえらせてくれた一冊。
バニラアイスの木べらの味、ビニールプールのへりの感触、おはじきのたてる音、ほこりっぽい匂いがする体育館のマット、のびてしまった麦わら帽子のゴム・・・・江國さんは‘なつかしいもの’を描くのがほんとうに上手。
研ぎ澄まされた江國さんの文章に、紙で指を切った時みたいな繊細な痛さを感じてしまった私です。

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紙の本

手放さずにいる記憶の匂い

2002/03/17 14:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆら  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子供のころは大人だったと思う。
 ものごとや関わるものを、そのままの大きさや重さや匂いで感じとれた。同じものを今の自分が見たとしても、もう遠いはずの当時の方がよっぽど鮮明に、正しい形で記憶している。それらを純粋さと呼んで片づけてしまうにはあまりにも惜しい。自分があいまいになっていくことは、不本意でもあり、ちょっとばかりせつないのだ。

 そういう意味で、江國香織さんという作家は大人だと思う。同世代でありながら、今もなお、とても正確に誠実にものごとを見ているまなざし。もちろん、文章の力というものも大きいのだろうけれど、こだわるほどに過剰に本質から遠のくのも文章だと思うから。

 夏の記憶は濃く鮮やかだ。肌の表面をじりじりさせる日差しだとか、耳の穴の形に埋まってしまったようなセミの鳴き声だとか、プールのカルキの匂い、ビーチサンダルのキュウという音、かき氷で赤や緑に染まった舌、素足で踏む畳の温度。

 たとえばそんな、自分だけ(が持っていると思っている)の記憶の断片すら、この本を読んでいるとあっという間に、しかも自然によみがえる。

 『すいかの匂い』は、11編で綴られた短編集である。おもに低年齢の少女たちの目線で描いているにもかかわらず、どのお話も甘さがまるでない上、プリズムを微妙にずらして見たような不思議なまぶしさを感じる。軽い失望、怠惰、諦めや嘘、迷い、秘密、駆け引き、とりかえしのつかないこと。 知っていくごとに、いつのまにか手の中からすりぬけていくものたち。それらがきめ細かく織り込まれている夏の短い物語。

 みごとです。

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紙の本

子供ならではの「恐さ」を綴る11編。とても嬉しいオマケつき。

2001/01/18 14:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 すいかの匂いは夏の思い出。ここに収められた11の短編は、いずれも主人公の女性の夏の記憶を描いている。夏の少女。彼女らは決して活発ではなく、どちらかといえば一歩引いた感じ。子供同士で非現実的な世界を築くことは少なく、往々にして大人とのコミュニケーション/ディスコミュニケーションによって冷めた視線を獲得する。そして、無邪気な子供ならではの「恐さ」もある。例えば、新幹線で出会った若い女と一緒に逃避行する約束を破る(というか、恐くて守れなかった)、『あげは蝶』。「お葬式をかなしいものだと思ったことは一ぺんもない」という「私」が弟と葬式ごっこをする『弟』。夏休み中通った海で出会った田舎の少女に、都会のいじめられっ子が他愛も無い嘘をつく『薔薇のアーチ』。
 この短編集には、とても嬉しいオマケがある。それは、川上弘美が『江國さんのひみつ』というあとがきを書いていることだ。相変わらずのヒョウヒョウとした口調で、適切に江國作品の特徴を書いている。その中でも特に興味深いのは、江國の漢字とひらがなの使い分け方であり、僕も以前から江國のひらがなはとてもいい雰囲気を持っている思っていた。「せんぷう機」とか、「おとし穴」とか。「ぴかぴか」や「きらきら」なども、カタカナではなくひらがなで記されるところも好きだ。

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紙の本

幼い頃の記憶

2002/02/26 20:49

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すいか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子供の頃の思いでをテーマにした短編集。読んでいて懐かしい気持ちになりました。特にテーマとしている「子供の頃の夏」は誰にでも、思いで深い出来事があったのではないでしょうか。それは普段は忘れているけど、ふとした瞬間に鮮やかに思い出すという幼い頃の記憶。そんな、ふとした瞬間に思い出す記憶のような短編集です。

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紙の本

幼い頃の残酷な記憶

2000/12/16 07:55

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごろんちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 江國香織の作品は、どれもこれも平均点以上なので、読む本がなくなって来るとついつい手にとってしまいます。が、この作品集は、私自身はあまり好きになれませんでした。

 いつもと変わらず「うん、その感覚わかる、わかる」のオンパレードなんですが、この作品集で取りあげられている『その感覚』というのが、私にとっては決して心地の良いものではなかったからです。

 たとえば、青春時代を扱った小説を読んだ時。たいていそこには恋に関する話題のひとつやふたつあって、読んでいる私もその頃を思い出して、うっとりと懐かしんだりするものです。たとえ当時、それが大失恋の不幸な出来事であったとしても、時の経過とともに美しい思い出に浄化されている場合が多いので、そこに苦痛は感じません。ただひたすらに懐かしいのです。

 ところがこの作品集で取りあげているのは、だいたい小学生くらいの少女の記憶。駄目なんですねぇ、この頃のことを思い出させられてしまうと、なんか心の中に茶色いインクがひたひたと染みて来るかのような居心地の悪さを覚えてしまいます。

 幼い頃というのは、えてして残酷です。たとえば何の抵抗もなく虫を殺すことだってできる。可哀想と思う反面、心の隅っこで楽しんでいる自分がいた……。そういう今となっては思い出したくもいなような些細な、けれども居心地の悪い記憶が、この作品を読んでいると心の表層にくっきりと浮かび上がって来るのが、私にはちょっと耐え難いものがありました。

 ただ、少女の頃の感覚を思い出したいと思っている方には、むろんこの本はお薦めです。作品自体は良くできていますし、文章もとても綺麗で、無駄がありません。

 この本に手を伸ばすか、伸ばさないか……。それは読み手の好みひとつかもしれません。

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紙の本

薄い黒い幕が降りたような…

2003/08/03 18:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 好奇心旺盛な年頃の記憶。それは幽霊(断言はできないが)と出会ったことだったり、見知らぬ街を探検したり、何の考えもなく一定の人に会いに行ったり(私はなんと、近所の交番に特定の警官に会いに行っていた)、動物や昆虫の仕組みだったり…。

 本書のテーマが何なのかは明確には見えないが、全体的に負の要素が濃い気がした。悪くない、悪くはないが、少し読むのが退屈だったように思う。本当に没頭して読んでしまう本は、今どれくらい読んだだろうと目次を確認する事もないし、しおりの位置を見たりしない。本書は夕立を予感させる、灰色の邪悪な雲のような、そんな色彩だと思う。哀しみと、微かな希望と、恐怖と。

 中でも「水の輪」に出てくる和菓子については、ものすごく気に入った。長四角に切られた黄色い羊羹で、上に透き通ったゼリーが薄くのせてあり、羊羹とゼリーのあいだには、レモンの輪切りが一枚ひらりとはさまっていた。 ←具体的に表現していて、食欲をそそる。くまぜみの鳴き方や、かたつむり殺しは心が乾燥する思いだ。かさかさと、風葬されていく感じ。

 幽霊に遭遇したらしい話、謎の同居人の話、パン工場のおばさんの話、お葬式の話、家出を誘う女の話、同級生の話。パン工場のおばさんが得意げに鬼灯で遊ぶ仕種や、おはじきについては本書を読んだ限りあまり良い印象は受けない。表現にしてもやはり暗めに、不気味にしたという感じだ。本書のコンセプトに基づいてだろうが、私の鬼灯とおはじきの記憶は淡く明るいものだ。母が庭に植わっていた鬼灯を得意げに舌の上でもてあそんだり、おはじきのルールやあや取りのルール、数珠(これも庭に植わっていた)でお手玉を作って扱い方を教えてくれた。だから、共感できなかったのだと思う。謎の同居人蕗子が甲羅から出た状態のカメを一目見たいがために、甲羅を取ろうとしてカメを死なせてしまったことは、あまりに痛々しくて眉根を顰めた…。残酷過ぎる。

 一つ一つの話のシメは、悪くない。きっぱりと言い放ち、無駄な余韻には浸れないという感覚だ。

 一瞬江国さんらしくない雰囲気を漂わす本書を前に間誤付いたが、重々しさを引きずる様子もないので安心した。ただ、やはり江国さんには「神様のボート」のような不思議で少し狂おしいストーリー、「冷静と情熱のあいだ」のような大人っぽく切ないストーリーを紡ぎ上げて欲しいと思う。そう願いながら「東京タワー」の購入を予定している。

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紙の本

記憶の底から蘇る、慢性的にグレイだった少女時代

2001/05/23 23:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 少女の目に映る世界を描いた短編集。中では『あげは蝶』、『薔薇のアーチ』が好きですね。
 江國香織の小説が持つ魅力、というのは感覚的にわからなくもない。けれどもどっぷりと浸れる世界でもなかったりするのです、私にとっては。それでも手に取ってしまうのは何故だろう。何となく違和感を感じながらも。正直に言ってしまえば、もどかしいのです。大勢の人たちがこの世界に魅了されているのに、私にはどうして伝わってこないんだろう。と。
 この短編集を読んだ後、少なからずブルーな気持ちになりました。思い出って、時が経つと細かい部分は削れていって、大抵いい部分、綺麗な部分だけが残るような気がしませんか? その「削れてしまったリアルな部分」を呼び起こされてしまった、そんな感じ。子供の頃は良かった。そんなの嘘だ。それだけじゃない、決して。あの頃は慢性的にグレイな気分で、しばしば混乱していたという事を思い出してしまったのです。<初読:00/08/03>

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紙の本

悪意はないんだ、

2016/02/13 17:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

でも、多くの人が思い出したくない事まで思い出しそうな短編集。

「まだ子供だよ(失笑)」といいきれる多感な年頃に読んでしまった為、
拒否反応を起こす場面もいくつかあった。
(しかし、今考えても性犯罪者を肯定的に書くのははまずいと思うなぁ…)

上記の通り、「良い事と悪い事の区別」の道徳的・人道的な線引きがない。
ただ、7歳、8歳くらいまでの子供の記憶を悪気なくそのまま綴ったような語り口。

初めて読んだ頃でさえ、胃の不快感だけが読後しつこく残った。
私はたぶん、二度は読まない。

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2004/10/13 14:02

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2004/11/02 19:30

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2006/07/17 14:45

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2004/11/09 13:27

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2004/11/11 10:42

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