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紙の本
早期発見が難しく治療も容易ではない肺がんの最新の治療ガイド
2000/11/01 12:16
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投稿者:松田 博市 - この投稿者のレビュー一覧を見る
発生率は低いが死亡率が高い肺がん。我が国では男性で1位,女性も近いうちに1位になるのが確実といわれる。「フイルターつきのたばこだから」「空気のきれいなところに住んでいるから」といって安心はできない。フイルターを通った細かい煙の粒子で肺の奥にできる末梢がんが増えているし,スパイクタイヤのおかげで北海道の肺がん発生率はかなり高い。
早期に発見できれば治る確率は高いが,できる部位や組織型によってはそうではない。特に小細胞がんは増殖も早く手術もほとんどできない。リンパ節などに転移しやすいが,脳や骨,肝臓など他の臓器に転移しやすいのも特徴で,転移した場合の治癒はかなりむつかしい。
治療法は外科手術,化学療法,放射線治療,免疫療法などさまざまだが,この本は素人には判りずらい肺がんの治療について,最新の情報を一問一答のかたちで親切に解説したもの。治療だけでなく医師に聞きづらい微妙な問題にも専門医が正直に答えているのがありがたい。
免疫療法とさまざまだが,がんの種類によって効果もまちまち。
(C) ブッククレビュー社 2000