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紙の本
キリング・フロアー 上 (講談社文庫)
【日本冒険小説協会大賞(第19回)】【アンソニー賞最優秀処女長編賞(1998年)】【「TRC MARC」の商品解説】
キリング・フロアー 上 (講談社文庫)
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ミステリーコーナーより
2001/01/18 19:52
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投稿者:香山二三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリス在住作家が書いたバイオレンス系のハードボイルド活劇。強烈なキャラ造型、急転するストーリー、クールな語り口と、その道の先輩、J・ハドリー・チェイスの作風をしのばせる快シリーズの登場である。
ジャック・リーチャーは元軍人の放浪者。アメリカ南部ジョージア州の田舎町に立ち寄った彼は食堂に入って早々、逮捕されてしまう。容疑は殺人。町外れで男の惨殺死体が発見され、現場近くでリーチャーに似た男が目撃されたのだという。やがて遺留品から浮かび上がった銀行員ともども刑務所に送られるが、そこでも相次いで命を狙われる羽目に。
息もつかせぬ展開や、誰が何のために彼を嵌めたのか、その謎解きの妙もさることながら、読み所は何といっても暴力描写。冷酷な悪を相手に殺戮機械と化すリーチャーの活躍ぶりはちょいと強烈なのでご用心。ミステリー通が選ぶアンソニー賞の98年度最優秀処女長篇賞を受賞した大型新人デビュー作だ。