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亜智一郎の恐慌 (双葉文庫)
亜智一郎の恐慌
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紙の本
短編は、泡坂妻夫が一番!
2002/06/06 19:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
亜愛一郎の先祖・雲身番の亜智一郎の連作短編集。火事の際、活躍した四人が雲身番となり、徳川将軍の命を受け暗躍する。智一郎は、その番頭である。愛一郎と同じで長身・美形、女性は苦手で臆病だ。
期待通りの面白さだった。泡坂妻夫の短編は、ピカ一だ。江戸時代が舞台にはなっているのだが、読みやすい。智一郎は、謎解きをする時、とても謙虚だ。仕掛けをするのもさりげない。全体的にスマートに仕上がっている。
紙の本
不思議で軽妙な時代ミステリー。
2002/07/26 00:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「雲見番拝命」「補陀楽往生」「地震時計」「女方の胸」「ばら印籠」「薩摩の尼僧」「大奥の曝頭」の7編を収録。
私はこの作品の元ネタというか、本家の現代版は読んでいないのだが、この作品だけでも独立して読むことが出来る。元ネタを知っていた方が面白いのだろうとは思うが。泡坂作品らしく、不思議な事件が軽妙に描かれた短編集だ。それでいて推理もしっかりしている。久生十蘭にも通ずるところがあると思う。