「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
高等教育と政策評価
著者 喜多村 和之 (編)
戦後半世紀の高等教育政策を政策評価という観点から論じる。21世紀に向けた政府の高等教育政策の全体を、歴史検証と国際比較の観点から評価し、現状分析と未来予測、事前評価という...
高等教育と政策評価
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
戦後半世紀の高等教育政策を政策評価という観点から論じる。21世紀に向けた政府の高等教育政策の全体を、歴史検証と国際比較の観点から評価し、現状分析と未来予測、事前評価という観点からの総合的評価と展望を試みる。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
高等教育政策研究の課題と方法 | 市川昭午 著 | 18-39 |
---|---|---|
高等教育政策における評価の問題 | 塚原修一 著 | 40-62 |
中教審「三八答申」とその評価 | 渡部宗助 著 | 63-97 |
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
戦後,新制大学発足から50年。その間の高等教育の変遷・発展を「政策評価」という観点から論じる
2000/12/01 21:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大石 脩而 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「政策評価」は,政策に関する,これまでの「批判」「検証」などとはちがう概念である。
よく産業界などでは,「計画(Plan)−実行(Do)−評価(See)」と言われ,所期の事業計画が目的通り実現できたかどうかを,その都度「評価」する。その評価が,次の新たな計画(P−D−S)作成にフィードバックされ,事業効率が高まっていく。
そういった手法を使って,戦後50年間の高等教育政策を初めて「評価」しようとしたのが本書である。ただ,会社の事業と違って,政策や行政の効果や効率を評価しようという試みはまだ始まったばかりで,その方法や評価尺度などが確立されているわけではないが,内容は,
序章・研究の背景,目的,方法
1章・高等教育政策研究の課題と方法
2章・高等教育政策における評価の問題
3章・中教審「三八答申」とその評価
4章・中教審「四六答申」の高等教育政策の特質
5章・臨時教育審議会の高等教育政策の評価
6章・大学審議会答申と高等教育政策
7章・政府審議会における政策形成と評価
8章・高等教育政策の国際的動向と政策評価
9章・私立大学への支援と規制
10章・施設設備整備の観点からみた高等教育政策
11章・大学評価と資源配分政策
と,高等教育政策評価のための課題から各論まで全体を一通りカバーしている。その意味では,今後の「高等教育政策評価」研究のための初の概論書といえるだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000