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商品説明
特別な動力機器を用いず、自然の要素である太陽熱・風・雨水・大地等のもつ性質を建築的に利用して室内気候調節を行おうとする「パッシブ設計」の解説書。最新の資料・事例を多く収録。83年刊の新訂版。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
太陽光,風力,地熱などの自然要素を活用した建築設計の指針と事例の最新版。環境に優しい建築を考える
2000/11/02 18:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球環境への関心の高まりから,建築分野でも環境にやさしい住宅が求められ,近年ではエコ・ハウスが注目されている。本書ではこのうち,パッシブ建築に焦点を当て,設計者,施工者をはじめ,建築系学生,さらには環境と住宅との関係に興味のある人が主な読者である。環境問題解決に寄与したい,との著者の思いが強く,記述は平易さを保っている。
本書では,実際のパッシブ・ソーラー建築を設計・施工する際の具体的なポイントを示す。まず巻頭で,建築手法の基本的なコンセプトと設計プロセスが述べられ,気象状況を考慮し,建築材の工夫による最大限の効果を上げるための手法を解説する。
本論では実際の設計手法が披露され,屋根,壁,床の断熱・保温の実際や蓄熱の考え方,窓の役割,さらにはパッシブ・ソーラー建築全体に通じる日射のコントロール,換気,地形・樹木・湖沼池水の利用,建物と自然環境とのかかわり(形状の違い,材質などの相違点)などを取り上げ,大いに参考になる。ただ,より理解を得るにはアクティブ・ソーラー建築の記述もほしかった。
(C) ブッククレビュー社 2000