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紙の本
彼女のココロ
2002/07/13 22:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りゅうこむつみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、この本を買ったのは友人(男)で「よくわかんない話だからもういらん。あげる」といって2巻までをもらったのだった。
そして3、4巻を自分で買った。
その友人が「ようわからん」というのは、二人の登場人物のことだったと思う。
二人の「サイトウ」という女性。
その二人の愛のカタチが全然、わからなかったのだと。
私も最初「?」と思ったけど、きっとこれはオンナノヒトのほうが分かるんだろうなあと思った。
だけど、その友人は1〜4巻までを貸してほしいといった。
私は貸してあげた。そして彼は5巻を買った。
「おもしろいなあ、これ」
どうやら彼は大人になったようだ。こんな複雑なオンナゴコロを分かるようになったのだ。
なんて、ちょっと嬉しくなったのでした。
彼に幸あれ。
この話のように、ややこしくない愛を、ね。
紙の本
男に気持ちを伝えない女、女の気持ちを読めない男
2001/05/17 01:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロボ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なんで、」とか、「こんなに」とか、男がじたばたすればするほど、女ってのは生き生きと動く、魅力的に見えてくる。—なにがなんだか、さっぱりわからん。—そうでしょうね、でもわかってほしいわ。—じゃあ教えてくれ、どれが本当なんだ。—わかってないな、本当のことなんて一つじゃないのに。
気持ちは目に見えない。だからこそ、つかみそこねたり、すれ違ったり、あっちに行ったり、こっちに来たり。目に見えることだけ、自分に分かる自分の気持ちだけを、そのままに描ける。作家の底力ってものの恐ろしさを感じる。
短編作家が挑んだ、2作目の長編。1作目は、女性キャラの性格がいささか暗くなりすぎて、作品のトーンは重かった、一転、今作の女性キャラたちは、明るい。そんなに明るかったらまずいやろう、と思う過去をそれぞれ持っているのに、明るい。
やっぱり、女ってよく分からん。