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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.9
- 出版社: シンコー・ミュージック
- サイズ:21cm/140p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-401-61656-1
紙の本
マリリン・マンソンの言葉
著者 マリリン・マンソン (述),チャック・ウェイナー (著),村上 ひさし (訳)
世紀末のショック・ロッカー、マリリン・マンソン。その子供時代、音楽、ドラッグ、仮面の裏側などについて彼自身が語る。音楽、活字、映像など、そのあらゆる表現形態をひとつに紡ぎ...
マリリン・マンソンの言葉
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商品説明
世紀末のショック・ロッカー、マリリン・マンソン。その子供時代、音楽、ドラッグ、仮面の裏側などについて彼自身が語る。音楽、活字、映像など、そのあらゆる表現形態をひとつに紡ぎあげる鍵となる発言集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
インテリ・マンソンを分かる基本資料はこれだ
2003/05/07 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:今野裕一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マリリンマンソンのサイトに行くと現在進行形でマンソンのコメントが読める。マンソンは超インテリだ。アントナン・アルトーやニーチェについて言及する。
愛読書はバラードの『クラッシュ』、キャサリン・ダンの『異形の愛』、バロウズが愛読書。ロスで展覧会をやった水彩画もなかなか良いし、最新アルバムは、ヘルバインにビジュアルを頼んでいる。こんなインテリなミュージシャンがかつていたんだろうか。
マンソンは思想を変化させていく。だからその時々のコメントが面白い。
でもまだマンソンの言葉に染まっていなければ、デビューの頃からのマンソン語録を読むと面白いだろう。マンソンはミュージシャンというより存在だ。存在を享受するにはマンソンが何をアピールしてきたかを知るのが手っ取り早い。まだ一冊もマンソンを読んでなければこの本が便利。
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彼を非難する前に、まず彼の思想を理解するべきだろう。
2001/02/07 15:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伊藤竜太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカではマリリン・マンソンの命を狙っている人々がいるという。
彼は多くの人々にとってカリスマであり、若者達から神のごとく崇められ、同時に彼らの親や教師からは悪魔のごとく嫌われている。嫌われる理由は、彼がキリスト教的な道徳を乱し、暴力を助長しているとのことだ。
彼を非難する前に、まず彼の思想を理解するべきだろう。
彼は単純に暴力を肯定し、キリスト教信仰を完全否定しているわけではない。彼が音楽を通じて訴えているのは、間違った信仰の実践による抑圧を逃れて自立することであり、間違った道徳観によってアメリカ社会が犯してきた数多くの過ちを認めるということである。暴力的な態度やナチス的表現は、彼なりのアイロニーにすぎない。キリスト教信仰が生む偽善と、社会の固定観念から人々を解放するために、彼は命をかけて闘っている。そんな彼の真実の言葉に、耳を傾けてみなければならない。
ひとりの人間が自由になるためにこれほどの葛藤を強いられなければならないという、現代社会の問題点の深層を、彼の言葉の中から読みとることができるだろう。