「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:幼児
- 発売日:1995/10/01
- 出版社: BL出版
- サイズ:27cm/1冊
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-89238-844-0
しろいゆきあかるいゆき
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
著者/著名人のレビュー
しろいゆき あかるい...
ジュンク堂
しろいゆき あかるいゆき なめらかに ふかく
かろやかなゆき よるのゆき ねむったように しずか
これは、はじまりのページにある詩の一部から引用しました。
作者がこのうつくしいおはなしを書いたのは雪のニューヨークで
歩いていたときに、ふとこの詩を思いついたからだそうです。
ふゆの村が雪に覆われて、そのなかで営まれる人々の生活。そして
さいごに訪れる春のきざしの幸福感。
「雪」という言葉を思い浮かべるときに、この絵本を読んでいるか
いないかで心のなかに広がる風景が違うのではないでしょうか。
しずかにことばを味わえるような、そんな年齢の子にあげたいなと
思う1冊です。
紙の本
非常に静的で上品な絵本
2001/06/16 15:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
冬の初めから春の初めまでの様子を、町の人々(郵便屋さん、お百姓さん、おまわりさん、子供たちなど)を通して描いています。落ち着いた絵ときれいな描写は、なるほどコールデット賞(アメリカの絵本の賞)作品と思わせます。但し、話が静かなだけに子供にはやや退屈なようで、受けは今一つでした。
紙の本
1947年生まれの絵本の名作
2020/01/26 08:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般書と絵本であれば、どちらの方が作品として長生きするだろうか。
一般書の場合古典と呼ばれて長く読み継がれる作品がある。絵本の場合、古典という呼び方はあまりしないが、親子三代にわたって読まれている作品があることも確かだ。
アメリカで生まれたこの絵本もそんな一冊だろう。
何しろ初めて出版されたのが1947年、つまり第二次世界大戦が終わってわずか2年のこと。
日本でいえば、団塊の世代が生まれ始めた頃だ。
そして、その翌年にはこの絵本はコールデコット賞を受賞している。
実はこの作品を読むまではそんなことは知らなかった。
ある書店でこの絵本が「面陳列」(表紙を見せて陳列する方法)していて、てっきり新しい絵本だと思って読んだのだが、それが自分の年齢よりも長く読み継がれていた作品だったことに驚かされた。
同時にそんな絵本を「面陳列」までした書店員さんのセンスに感心した。
この絵本に登場するのはお百姓さん、郵便屋さん、おまわりさん、しっかり者のその奥さん。そして、雪が大好きな子どもたちにうさぎたち。
彼らは雪が降り始める気配をそれぞれ違った方法で感じる。
例えば、お百姓さんなら雪のにおいから、しっかり者の奥さんは雪の前には足のつまさきが痛むといったように。
この絵本の素晴らしいところは、こんな風に登場人物たちそれぞれが固有の世界を生きていて、それを感じることができるということ。
まるで重厚な長編小説の味わいを感じる、そんな絵本の名作だ。