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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.9
- 出版社: ギャラリービアエイト
- サイズ:23cm/242p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-309-90401-7
紙の本
ブラックビート
著者 岡本 達幸 (著)
ワイルドだけどおちゃめな放浪写真家がニューヨーク、キューバ、ジャマイカ、ブラジルを行く。ティモシー・リアリー、ギンズバーグ、ブーツィー・コリンズ、グレゴリー・アイザクスら...
ブラックビート
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商品説明
ワイルドだけどおちゃめな放浪写真家がニューヨーク、キューバ、ジャマイカ、ブラジルを行く。ティモシー・リアリー、ギンズバーグ、ブーツィー・コリンズ、グレゴリー・アイザクスら、写真満載のロード・ムービー・エッセイ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
岡本 達幸
- 略歴
- 〈岡本達幸〉1965年愛媛県生まれ。写真家。「ポータラカ」で愛媛出版文化賞(美術部門)受賞。写真集に「ラガマフィン・キングストン」「キングストンラブ」などがある。
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紙の本
打ちのめされるような人と場所がめくるめく出てくる
2001/02/07 15:36
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投稿者:今村守之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「フォト・ロードムービー・エッセイ」。なんてクサイ、と思った。けれど、ほんとは内心悔しかったのだ。
本書はニューヨーク、キューバ、ジャマイカ、ブラジルを放浪した若き写真家の旅行記のようなものである。多様なモノクロ写真の間に、読み疲れない程度の活字が組んである。
パラッとやる。いいリズムだ。もう少し、パラパラと。ちょっとずつ、今度はビート感が出てくる。なぜって、ビート詩人のアレン・ギンズバーグやドラッグの司祭ティモシー・リアリーや元クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーやハービー・ハンコックやラップのRunDMCやPファンクのバーニー・ウォーレルやハバナの若い男女や、ジャマイカではグレゴリー・アイザックスやキング・タビーやリオのカーニバルなど、まさに標題どおり、打ちのめされるような人と場所がめくるめく出てくるからだ。
当然、面白い。個人的にはあっぱれ、とも思う。ただ、いささかキマりすぎの感がある。あらかじめ完成された脚本があったみたいに映るのだ。もうちょいオフビートに、本質的な旅の部分があればさらに良かった。