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Linuxはいかにしてビジネスになったか コミュニティ・アライアンス戦略

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.9
  • 出版社: NTT出版
  • サイズ:20cm/220p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7571-2045-1

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Linuxはいかにしてビジネスになったか コミュニティ・アライアンス戦略

著者 佐々木 裕一 (著),北山 聡 (著),国領 二郎 (監修)

ネットワーク社会の未来を展望するにあたって最も奥深い問題である「価格メカニズムとネットワーク・コミュニティの不協和音」の原因を分析し、その矛盾を超えるビジネスの形を通じて...

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商品説明

ネットワーク社会の未来を展望するにあたって最も奥深い問題である「価格メカニズムとネットワーク・コミュニティの不協和音」の原因を分析し、その矛盾を超えるビジネスの形を通じて、新しい社会システムを構想する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

佐々木 裕一

略歴
〈佐々木〉一橋大学社会学部卒業。NTTデータ経営研究所チーフ・コンサルタント。
〈北山〉慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。千葉商科大学政策情報学部助手。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

こういう本が出てしまったからには、一部上場企業もネットコミュニティと真剣に向き合わざるを得まい

2000/10/16 14:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中川 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ネット・コミュニティ。能動的にメディア等々を動員して働きかける企業対客体としての消費者/ユーザという、マス生産・マスマーケティングな在り方を覆えす。そのようなインパクトを敏感で自らネットコミュニティに参加した、あるいは仕事の一貫として従事した企業人たちは感じていた。が、しかし、ビジネス・ジャーナリズム等においては、ある企業のある事業部のある製品に関連した事象というような扱われ方をされてきて、多くの既存企業の意志決定者たちのアジェンダにはのっていなかったのではないだろうか。

 それは、個別プロダクトの戦術というレベルでしか扱われず、コーポレート・レベル、社全体の意志決定を司る、これまたとてもではないが時間がなくてわが身を以て、ネット・コミュニティのインテリジェンスを実感する暇のない多くの既存企業のトップたちにはピンとは来なかった。業界全体の在り方をはっきりと変えてしまうインパクトは、「うちも扱いかねているのだから、よそも」という捉えられ方しかなされず、戦略事項とはゆめゆめ思われて来なかったのかもしれない。

 本書は、このような状況にある既存企業にとって、重要な、戦略レベルの意志決定事項として、ネット・コミュニティとその企業がどのような関係にあるべきかということを「コミュニティ・アライアンス戦略」として明快に提示する。敏感な企業の意志決定者たちは、本書で提示されている戦略を早々に理解し、さっそく、「コミュニティ・アライアンス」に動くだろう。鈍感な意志決定者たちも「競合のあの動きに乗り遅れてはならない」ということで、キャッチアップに動くはずだ。本書の実践的意味合いは極めて大きい。

 さらに詳しくは、中川の書評もどきの全文を参照されたい。

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紙の本

Linuxとは一体何かを問う。Linuxがコミュニティーと企業目的の関係をどう取り持つかを考える

2000/12/26 15:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:幸島 祥夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かなり難解な書である。さらに言えば,“未完成新経済哲学”の提唱である。新しいIT社会でのコミュニティーと企業の関係を無理矢理考えさせられる。監修者国領氏のはし書きがある。ネットワーク社会の未来を展望するには「価格メカニズムとネットワーク・コミュニティの不協和音」の原因分析と,そうした矛盾を超える新しい社会システムの構想に取り組む必要があると述べている。この前書がなければ全く手掛かりがつかめない。タイトルに引かれてディジタル・デバイドになりたくない,という気持で読む。
 一体Linuxとは何か,知りたいが仲々分からないのでとてもイライラしてくる。しかし,徐々に新しい世界に慣れてくる。
 本書は,実は監修者も言うように新しい経済哲学の書であり,特に本書の後半ではローカル・コミュニティーにおける経済と,国や世界との関係が今後どう影響し合うべきかについてLinuxを介して興味深い問題意識を投げかける。
 執筆者はあとがきで,実はLinuxではなくて「コミュニティ・アライアンス戦略−Linuxが企業に教えてくれた事−」というタイトルを考えていたということを明かすが,評者のようにLinuxが何か分からない者には途中まで探偵小説を読むように,誰が犯人なのか何と対峙しているのかがさっぱり分からない面白さがある。
 LinuxはUNIX互換のOSであり,リーナス・トーバルスがヘルシンキ大学の学生時代に開発を始めた。彼はその後もインターネット上で多くの開発者達と提携しながら開発を進めてきたという説明に,やっと出会う。
 結局,使う者が無料で使用でき,皆で開発,発展させるITソフトというような意味だと分かって一安心する。
 非貨幣的で希少性に依存しないメカニズムを用い,いったん生まれた価値を貨幣的な価値に変換するという,主にコミュニティーとビジネスが協力関係を結ぶプロセスを考慮している。やはり,ディジタル・デバイドにならぬために必読の書である。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本

コミュニティを信じなさい!

2001/08/21 01:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:淳  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 Linuxはいかにしてビジネスになったか、と題されてはいるが、他のLinux関連図書同様、話題の主旨はLinuxというよりはオープンソースあるいはフリーソフトウェア関連を対象としている。本書ではシェアウェアまで対象をひろげ、ネットワーク上に構成されるそれらのコミュニティと企業がどう付き合っていくべきか、どのような立場でコミュニティと接するとビジネスがうまく動いていくかを論じている。

 本書の説によると、オープンソースなどのネット上に展開される運動のコミュニティ(以降、ここでは単にコミュニティと呼ぶ)での成果は編集価値を持つものだそうである。一方、ビジネスで重要なのは金銭価値、すなわち経済価値である。これまでの社会では、編集価値は商品の創造で産み出されていた。したがって、商品すなわち物質に価値が比例していたため、編集価値イコール経済価値であった。ところがコミュニティが重んじる編集価値の対象は情報そのものであり、編集価値と経済価値がリンクしない。

 そこでビジネスをうまく立ち上げていくには、編集価値を経済価値に上手に変換する翻訳者(社)が必要となる、と結論付けている。仲介者を介して、ビジネスとコミュニティが、アライアンスを結ぶ、というわけだ。

 本書では、成功例として、RedHat、VA Linux、あるいはオープンハードのモルフィー企画、WAAG、専業シェアウェア作家などを挙げている。それらをみると、確かに仰るとおり、なのだが。

 ひとつ突込むとしたら、RedHat は(VA Linux も?)商業的に大きな成功を納めたといえるが、その他の例は全て小粒な成功例である。どちらかというとニッチマーケットで成功しているといえる。それを引き合いに出して、これからのビジネスはかくあるべし、というのは少し乱暴かという感想を持った。本書の主旨には賛同するし、もし自分がベンチャー企業を起こすとしたら、やはり同様の態度でコミュニティと接するだろう。

 論旨はともかくとしても、とにかくいろいろな例が紹介されていたのが読んでいて楽しかった。

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2015/04/11 12:21

投稿元:ブクログ

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2010/05/05 18:02

投稿元:ブクログ

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