- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.10
- 出版社: 白揚社
- サイズ:20cm/331p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8269-0098-8
- 国内送料無料
紙の本
カオスと偶然の数学 ランダムネス、確率、そして複雑性へ
著者 アイヴァース・ピーターソン (著),今野 紀雄 (監訳),高橋 佐良人 (訳)
心臓の不規則な鼓動、ウイルスの感染戦略、株価の暴落、ギャンブルの罠。日常にぽっかりあいたランダムネスの深みに挑み、われわれの生活に大きな影響を与えている数学の一部を明らか...
カオスと偶然の数学 ランダムネス、確率、そして複雑性へ
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商品説明
心臓の不規則な鼓動、ウイルスの感染戦略、株価の暴落、ギャンブルの罠。日常にぽっかりあいたランダムネスの深みに挑み、われわれの生活に大きな影響を与えている数学の一部を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アイヴァース・ピーターソン
- 略歴
- 〈ピーターソン〉サイエンス・ライター。
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紙の本
数学という名のX線が映し出す世界の面白さ
2001/01/05 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鈴木クニエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
紛れもなく数学の話だが、ここに出てくる数学は日本の中学や高校で習う数学とはひと味違う。いろいろな現象や物事を観察したり、分析したりするときに、大きな武器となる数学を味わえる。
たとえば、夏の夜に涼やかさをもたらすホタル。漂う光の集まりは幻想的でもあり、美しい。ただ眺めているのもいいが、近くにいるホタルどうしが放つ光のリズムに同調していることを知れば、その不可思議さが気になってくる。ここで必要とされるのは、ホタル集団の数学モデルだ。うまくモデルが作れれば、ホタルの特徴を違った視点からも見ることができる。ほかにも、音だけからドラムの形を聞き分ける可能性を探ったり、ギャンブルに潜む数理を解きほぐしたり。話題の広がり方は想像を超える。
X線を使うと、人間の眼では見られない骨格など体の中を見ることができる。もしかしたら、数学はX線と同じように、人間の眼には見えないものを見させてくれるのかもしれない。
(鈴木クニエ/フリーライター)
<目次>
はじめに−−無限の可能性
第1章 ゲームと偶然
第2章 生命の海
第3章 貝殻ゲーム
第4章 ホタルの呼び声
第5章 ドラムの音
第6章 騒音警察
第7章 完全なカオス
第8章 さすらい人の足跡
第9章 数字でギャンブル
第10章 偶然の人生
付録
謝辞
参考文献
監訳者あとがき
索引
紙の本
目次
2000/09/28 17:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
目次
はじめに——無限の可能性 5
[第1章] ゲームと偶然 17
壮大なコイン投げ実験 ランダムネスは公平か マルコフ連鎖とすごろく
風変わりなサイコロ 長い目で見ると
[第2章] 生命の海 45
知り合いの輪 ハトの巣原理 論理に遊ぶ ブダペストの平面のパズル
パーティーパズル ダーツを投げて円周率を出す エルデシュナンバー
[第3章] 貝殻ゲーム 76
咳のからくり ジオデシック数 ウイルス工房 ウイルスを欺く タンパ
ク質の折り紙
[第4章] ホタルの呼び声 104
同期する時間 夜の光 動物が歩くと ヤツメウナギの遊泳行動 生命の
おリズム
ペースを保つ
[第5章] ドラムの音 132
平面が出す音 形を聴く グニャグニャのベル マイクロ波のモード
フラクタル・タンバリン
[第6章] 騒音警察 169
言葉遊び コーンフレークの箱と航空券 ひっくり返されるビット 故障パト
ロール
詰め込み問題 携帯電話の符号 秘密の会話
[第7章] 完全なカオス 193
遊園地とスリル ダンスのステップ 穴だらけの吸引域 悩ましい複雑性
[第8章] サスライ人の足跡 219
震える粒子 でたらめに歩く お金の問題 銀河とコーヒーカップ アホ
ウドリが飛ぶ
[第9章] 数字でギャンブル 245
カードを使って ビットをかきまわす 反転するスピン CDと頑固なテスト
自然の数
[第10章] 偶然の人生 271
驚くべき偶然 ホット・ハンド 標本抽出 ランダムな現実 見境のない
偶然
付録 299
謝辞 305
参考文献 309
監訳者あとがき 313
索引 331