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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.9
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/273p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-331304-8
紙の本
暗黙のルール
著者 海老沢 泰久 (著)
ルールがあるから、スポーツも人生も面白い。ゴルフの愉しみと苦しみ、サッカー・野球・F1の醍醐味などを海老沢流の確かな視点と鮮やかな筆致で描くエッセイ集。【「TRC MAR...
暗黙のルール
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商品説明
ルールがあるから、スポーツも人生も面白い。ゴルフの愉しみと苦しみ、サッカー・野球・F1の醍醐味などを海老沢流の確かな視点と鮮やかな筆致で描くエッセイ集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
中毒
2000/10/21 02:46
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投稿者:T.D - この投稿者のレビュー一覧を見る
海老沢泰久さんのフアンは熱烈なフアンが多い。海老沢さんの書いたものであれば、小説、評伝、エッセイ、果てはパソコンのマニュアルまで、何でも読みたくなる。その一番の原因は海老沢さんの文体だろう。あまり好きではない人の評伝でも読み終えるころには、好きまではいかないまでも、対象となった人に他人とは思えないような共感を覚えてしまうほど、その人の裏側、内側までわかった気にさせる、読んでいるだけで心地いい上に、納得させる文章の力がある。
『暗黙のルール』は、1975年から1993年までのエッセイを収めた1冊目のエッセイ集『快適な日々』に続く、1994年以降の作品を収めた2冊目のエッセイ集である。『ただ栄光のために』の堀内さん、『監督』の広岡さん、『F1走る魂』の中嶋さん、桜井さん、『美味礼賛』の辻さんの息子さんなど、これまでの海老沢作品に関連した人たちが登場し、海老沢さんの作品執筆のみに終わらない人に接する姿勢が見えて納得すると同時にうれしくなる。
ただ、楽しいだけではない。日本海の重油流出事故に対する日本政府の対応、政治家たちの最近の言動から、ゴルフの6インチルールについてまで、日ごろ釈然としないのだが、なぜ釈然としないのかが表現できなかったようなことが納得できる簡潔さで書かれてもいる。
海老沢さんの本をはじめて手にとるかたで、期限の近い仕事を家に持ち帰っていたり、試験が近いかた覚悟して購入してください。次々と海老沢さんの本を読みたくなってしまいますよ。