紙の本
萩尾望都さんのバレエ漫画
2015/08/18 14:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テレグラムサム - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFやファンタジーのイメージが強いと思われている萩尾望都さんのバレエ漫画です。
若者の青春、大人たちの事情等、主人公のみどりちゃんを取り巻いて繰り広げられるお話は、他の萩尾さんの作品同様、テンポも良く、展開も早く、意外性もありでとても楽しく読めます。
萩尾さんの作品を難しいと思って敬遠している方でもぜひ読んでみて下さい。
特にバレエ漫画好きの方、必読ですよ。
萩尾さんの創作した(漫画で描いた)ガブリエル振り付けの十二宮フェスティバルは実際(現実に)にバレエの舞台を見てみたいほどです。
紙の本
一夏の青春日記バレエ編
2001/09/04 19:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆーか - この投稿者のレビュー一覧を見る
バレエを習っている高校生のみどり。彼女がふとしたことで体験する夏休みのロンドンバレエ留学物語である。
バレエを通してイギリスの男の子たちとの交流や、主役の座をめぐってライバル達との実力争いなど、十代の若さをベースに爽やかに描かれている。
日本にいた時にはカタコトの英語しか話せない主人公が、何故かイギリスに行ったとたんにペラペラになるのは矛盾があるが、現実にこういう物語があったらいいなあ、という後味の良い作りになっている。
作者のバレエに対する若い興味があちこちに感じられて、楽しい。
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読んだ日:2006/09/29
買った日:2006/09/29
買った所:BOOK・OFF武蔵新城店
値 段:\105
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読んだ日:
買った日:
買った所:BOOK・OFF武蔵新城店
値 段:\\\\105
売った日:2009/01/12
売った所:BOOK・OFF向ヶ丘遊園駅前店
値 段:\\\\40
登録日:2007/05/07 00:58:34
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萩尾望都のバレエ漫画。
いままで萩尾作品読んだのSFばっかりだったのでとても新鮮。
絵も綺麗。高校生のみどりがバレエの海外研修を通して成長する様子が瑞々しく描かれている。ほかのキャラクターも素敵笑
萩尾望都の描くヒロインはこわい女の子多いしそうじゃないと少年に性転換されるけど、みどりは芯は強いみたいだけど普通の少女っぽく甘えて嫉妬して。少女マンガらしい!!
こんなのも描いてたんですね。
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萩尾望都、ロンドン、バレエ学校ときたらときめかざるを得ない漫画です。
義理の兄るうちゃん(ハーフの美男子!)とその友人の誘いで、ロンドンにあるバレエ学校のサマースクールに通うことになったミドリ。
大好きなバレエと慣れない外国。それから家族の問題や、気になる男の子の間で悩む主人公が可愛らしい。
萩尾さんの漫画の中では、わりとサラリと楽しく読める。
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私はこのころのおもー様が一番好き。
小学生が読んでも心がときめいて楽しい。大人が読んでも楽しい。
そういうのをマンガに求めている、私は。
子供のころはリュスが好きだったけど、今はサンダーが好き。そういう楽しみ方をできるキャラクターの良さもいい。
恋愛と成長とを楽しむ半面で、フェスティバルが成功するまでどうなっていくのか、まるで自分もカンパニーの一員になったように最後まで駆け抜けて行く疾走感が良い。
蘇芳さんもレイチェルも適度に感じが悪くて、でも適度にいい子で、「いそう」で「いてくれたらいい」絶妙なバランス。
これ読んでバレエ好きになったと言って過言ではないくらい。
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男子も女子も若くてみずみずしい。
大人はちょっと弱すぎるかな。
みんな大人になりきれてない。
少年と少女ばかりが出てくるお話。
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ティーンの頃から大好きなコミック。久しぶりに読みたくなって文庫版を購入した。
女子高生の主人公が夏休みにロンドンのバレエスクールに参加し、自己主張の激しい人たちとの交流を通して成長していくさまが清々しい。
人生の一時期において、限界まで挑戦することは重要。精神的にも人を成長させる。と改めて思う次第。
主人公を悩ませる癖のある登場人物たちもそれぞれ愛嬌あふれている。そしてその個性を尊重し合う人間関係のあり方がとてもヨーロッパ的な感じがして、かつてはそういうところに憧れたなー、と懐かしく思った。
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イケメンがいっぱい出てくる♪ るーちゃんは、かっこいいけど、なんだか煮え切らない感じ。ジョーはどうしょうもないオトコw いろいろ複雑な恋愛関係、家族関係だな~ サンダーかっこいい。同じ小学館文庫だけど、私が読んだのんは、薄茶色の表紙バージョン。
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バレリーナをめざす五所みどりは、義兄の薫の友人であるガブリエルに招かれて、イギリスのパディントンにあるロシア・バレエの学校が開催するサマー・キャンプに参加します。
おなじく日本からやってきた東蘇芳や、バレエを生み出した西洋文化のなかでそだった同世代の女の子たちに取り巻かれて不安を感じていたみどりでしたが、公演でスピリットの役を引き受けることになります。しかし、みどりの相手役となるサンダーパートナーであったレイチェルが急遽キャンプにやってきたことで、スピリットの役をめぐってみどりと争いになってしまいます。さらにみどりの母である園子のかつての夫であるジョージと出会うことになり、みどりの周辺はますます混乱に陥っていきます。
男女を問わず幅広い支持を集めている著者ですが、バレエと家族関係をからめてストーリーが進行する本作は、著者の作品のなかでは比較的オーソドックスな往年の少女マンガという印象です。
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初読。
冒頭、母がバレエなんてお遊びでしょという姿は、間違いなく萩尾望都のお母さんの姿だろう。
が、後半では複雑な親子関係が描かれ、これは読み手を意識した展開なんだろうな、と。
視点人物が結構普通の人だが、人と人の網の目の中で与えられたり与えたりして成長する、とても健康な話になっていく。
闇萩尾を期待する側の人間としてもみどりしっかり! と応援していた。
親世代の悶着、周囲の人間たちのいざこざ、に巻き込まれていくが、そんな中でみどりと対等にいい描かれ方をしたのが、サンダー。いい子なんだ。
このふたりの話だけ取り出しても、いい。
なんでも本作(1988-1989)が萩尾バレエ時代の幕開けになるんだとか。
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生きることって、バレエにおいても愛においても、いろいろあって面倒で切なくて、だからこそ素晴らしい。みどり、サンダー、薫、イブといった若者たちだけでなく、園子、五所パパ、ジョージといった大人たちも、成長していく物語ですね。壮大な「十二宮」のステージシーン、圧巻!