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紙の本
豪華客船の(見たくなかった)ホントが見える。
2002/03/24 07:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絢子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの豪華客船「飛鳥」の、しかもロイヤル・スイート・ルームでの世界一周。しかもしかも、作者早坂真紀はあの内田康夫の奥さん。どんなに優雅な夢の世界が待ち受けているのかとページをめくっていけばいくほど、気分が沈む。副題にある「世界一周ありのまま」の意味がわかったわ。
パジャマ姿で部屋から出てくるおじさんだの、ラウンジのフードをナプキンに包んで部屋に持ち帰ってしまうおばさんだの、笑うに笑えないエピソードばかり。日常から離れたくて豪華客船での旅を決意した作者のため息がここかしこに溢れている。それでも、楽しいことを探し求めて、そして見つけ出す作者のバイタリティはすばらしい。夫婦の他愛無いやり取りには結婚っていいなあ、などと思ってしまった。
まあこの一冊で、ひとまず日本の豪華客船への夢はもろくも崩れ去ったんだけど。こうなったら英語を磨いて「クイーン・エリザベス二世号」をめざそうか。