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コミック

紙の本

ハード・コア 下 平成地獄ブラザーズ (Beam comix)

著者 狩撫 麻礼 (作),いましろ たかし (画)

ハード・コア 下 平成地獄ブラザーズ (Beam comix)

税込 1,980 18pt

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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紙の本

純度100%の傑作!

2004/08/17 08:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ピュアな世界に圧倒された。狩撫麻礼(かりぶまれい、と読む)作、いましろたかし画『ハード・コア』(上)(下)(エンターブレイン)がそれ。

 オビに「平成最大の奇書」の惹句があるが、なるほど奇書に違いない。

 主な登場人物は三人、というか、ふたりと一ロボット。

 権藤右近は、三十代半ば、社会生活に馴染めぬ天性のアウトロー。入社試験の面接で志望動機を訊かれ、緊張し過ぎて、社員食堂がどうしたこうしたみたいな、訳のわからない返答をするような男。弟の権藤左近は一流商社に勤める生え抜きの商社マン。兄弟合わせると右近と左近で、名前だけはヤン坊マー坊みたいな二人だが、社会における地位は天と地ほどにも隔たっている。

 ところで、このマンガにおける主役は社会に馴染めぬ権藤右近のほうで、左近は脇役。右近は金城老人の命に従い、週一回の埋蔵金発掘に汗を流し、月収は七万。その相棒が牛山。

 いつも驚いたような表情をしている牛山は、言語障害があるらしく、しょっちゅう「えっえっ」と吼えるばかりで、あとは必要最小限の単語しか言わない、というか、言えない。牛山は、もと、四国の由緒ある家の出で、兄弟ともに、毎年東大に十人は入るというエリート校出身なのだが、ノイローゼが嵩じて蒸発、今は、右近を兄とも親とも慕って埋蔵金発掘に精を出している。

 もう一人の主役がロボットのロボオ。牛山が名付け親だ。

 話はこの二人と一ロボットが織り成す可笑しくも悲しい物語。

 上巻のページを開き、読み進んでいくと、ははあ、これは今の世の中を「はみだし者」の視点から告発する現実的な話なのかなと思ってしまう。だから、上巻の終わり近くになって、牛山が、廃棄された工場跡地の地下でロボット型の鉄屑を見つけても、それがまさか第三の主役とはとても思えない。

 鉄屑ロボット(!)が動き出すだけでも驚きなのに、右近と牛山がやくざ者たちに取り囲まれ窮地に陥ったとき、な、なんと、その鉄屑とも思えたロボットが二人を抱きかかえ空高く舞い上がった。飛、飛んだのだ。ぼくはここを読み不覚にも目頭を熱くした。目頭を熱くしたのは、ここと下巻の最後。これから読む人のために、そっちは言わずに置くが、なんとも悲しく感動的な結末。宮沢賢治の「よだかの星」を思い出した。

 この物語、賢治の「デクノボウの思想」を体現した平成の奇書として、長く読み継がれてゆくことだろう。

 最後に、これを教えてくれた我らが愛ちゃん(ぼくのマンガの先生)に、大きな声でありがとうを言いたい。ありがとーっ!!

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