「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
電気ってそんな…。
2002/05/26 10:12
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古文書の専門家グレースの夫と兄が殺された。犯人は、目下彼女が翻訳中の14世紀の古文書を狙う考古学財団理事長。いったい古文書にどんな秘密が? 耐えがたい悲しみと怒りを胸に理事長たちの追跡を逃れつつ、彼女はやがて知る——彼らに復讐すためには、古文書に登場する勇猛な黒髪の戦士ナイルと会わなければならないことを!(カバー裏より抜粋)
『時のかなたの恋人』(J・デヴロー著)を読んだ後だったこともあり、どうしても比べてしまい少し荒っぽい印象を受けた。
タイムスリップの仕方は中途半端に説明されない方が良かったな、と思ったり。
前半は、命を狙われ、逃亡生活を続けながら古文書を解き明かしていく主人公の姿が描かれている。そして、後半主人公はタイムスリップし、夢のなかで会い、惹かれあい抱かれたナイルと本当に会う。「復讐のために」と言っているわりには、かなり成り行き任せなため、「ロマンス」の部分にかき消されがち。
史実だけでなく、神秘的な解釈などが設定の基になっており、(そのためかは分からないが)著者は執筆に一年を要したらしいが、私はその部分にあまり興味を持つことができないまま読み進んでしまったので、面白さも激減した。
タイムスリップするが現代もの、と思って選ぶのではなく、現代も絡めたファンタジー、として選ぶことをおすすめする。