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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.10
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: ブルー・バックス
  • サイズ:18cm/268p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-257308-3
新書

紙の本

水と生命の生態学 水に生きる生物たちの多様な姿を追う (ブルーバックス)

著者 日高 敏隆 (編)

水と生命の生態学 水に生きる生物たちの多様な姿を追う (ブルーバックス)

税込 1,078 9pt

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収録作品一覧

タンガニーカ湖の魚たち 堀道雄 著 22-35
遺伝子から探る生物多様性 西田睦 著 36-53
バイカル湖 オレック・A・ティモーシュキン 著 54-65

関連キーワード

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

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紙の本

水の生物の生態に焦点を当て,その面白さ,奥深さを解説。世界の研究者の成果を余すことなく掲載

2000/12/28 12:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:木村 智博 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 環境問題の一環で,生態系保全に関する関心が高まっている。ビオトープ,生態工学など,様々な角度から論じられる。また,関連書も相次いで出版されている。各書物に共通するキーワードは生物多様性。これは環境関連のみならず,生態学の研究者の間でも認識されている。この点に関しては各省庁の重点研究の一つになっており,各地で様々な調査が実施されている。本書は主に生態学の研究者達によって執筆され,各人の研究成果が披露されている。約270頁にまとめられた本書は,総勢18名の専門家によって書かれ,水に生きる生物の生態に焦点を当て,展開されている。平易に記述されているが,内容的には高度なものが含まれ,しかも研究のプロセスを垣間見られることから,生態学や環境問題に携っている学生,技術者,研究者などが読んでも満足出来る。
 本書は生態学琵琶湖賞を受賞した内外の研究者の成果が収められている。地域はアフリカのタンガニーカ湖,バイカル湖,南極まで含み,研究対象となった生物種は魚類,ミジンコ,プランクトン,マングローブなどである。研究手法も多彩で,生態調査から遺伝子解析まで幅広い。こうした優れた研究成果が一般向けに紹介されること自体,喜ばしい。
 本書は7章で構成され,まず,水に生きる生物の多様性を紹介する。タンガニーカ湖に棲息する魚類の共存の謎,遺伝子からアユやカワスズメなどの多様性を探った研究例を取り上げる。2章は湖について紙幅を割き,バイカル湖の繊毛虫類,海綿動物,渦虫類,カジカ類などの生態を報告,さらに台湾の南西部に位置する大鬼湖を紹介し,生物が棲めない状況に触れ,さらに2600年間の金属量の変動などを探る。3章では海の動物プランクトン,植物プランクトンの成長について述べ,4章でアオコ,ユスリカ,ミジンコに言及する。一方,5章以下では視点を変え,集水域の水文学,水圏での有機物の生産,安定同位体生態学,沿岸域の生態,さらに今後の研究,環境問題の課題を展望している。
(C) ブッククレビュー社 2000

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2010/05/23 14:56

投稿元:ブクログ

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