紙の本
題名に心当たりのある人に
2001/04/28 14:09
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ダメ太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
敏感すぎる人=HSP(Highly Sensitive Person)について、アメリカの心理学者が書いた本の翻訳である。HSPとは、同じ刺激を受けても、非HSPの人よりも敏感に反応してしまい、ちょっとしたことにもすぐに動揺してしまう人々のことである。そのような人々は往々にして「神経質」「臆病」「引っ込み思案」「弱虫」などと呼ばれることになるが、著者はHSPであるがゆえに優れた面があるとし、HSPがいなければ社会は成り立たないと言う。
だから、この本はそんなHSPを否定したり、HSPを「敏感でない人」にしようとしたりするのが目的なのではなく、HSPの長所を生かし、現実社会との折り合い方を教える。そのために、著者がカウンセリングをしたクライアントの例を数多くあげながら、HSPへの理解を深めていく。
HSPの人は全体の20%存在するとされているが、カウンセリングの例を読む限り、HSPというのはかなり程度の問題という面があり、彼はHSP、彼女は非HSP、などと分けることができるのかどうかということは疑問として残る。
しかし、全体としてはなかなか興味深い一冊であり、訳文も洗練されているので、あっと言う間に読了した。邦題に少しでも引っかかる人にはお勧めできる本だ。
紙の本
心当たりあり
2017/10/18 23:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分もそうなので参考になるかも、と読んでみました。初めは「そうなんだ」と思っていましたがページをめくるにつれて病気、宗教的な扱いになっていくような気がしていい気はしなかった。
投稿元:
レビューを見る
微妙・・・。でも、読んでてわかるなぁってことも多かった。でも、昔の体験を考え直そうとか今の自分ならどうかとかそんなことわかんないよぉって感じだった。
投稿元:
レビューを見る
3/4までは共感が多くて、この私が一字一字丁寧に読むほど面白かったけど、後半はちょっと作者の考え方に偏りが出てきて、最後まで読めなかった。結局どうしたらいいんだ・・・?というかんじ。
プロザックの話が出てきたりする。
表紙のクマなど装丁がカワイイ★
投稿元:
レビューを見る
HSPという概念の理解と共に、その対処法、付き合い方などが紹介されている。
リフレーミングのような精神的なものから、散歩、休息、水に関すること、状態から飛び出す、刺激のいくつかを締め出す、姿勢を正す、呼吸を整えるなどの身体的アプローチ、そしてそれでも駄目な場合、最終的に薬の服用という手段もあるそうだ。
物事に敏感になりすぎ、神経が高ぶる心の状態であるHSPは育った環境にも関係があるという。
めまぐるしく変化を遂げる現代社会において、変化というものを最も苦手とする心の病気を持っている人たちの苦しさははかりしれないものなのだろう。
投稿元:
レビューを見る
「内向的、引っ込み思案」「敏感」「傷つきやすい」と言われて劣等感と一緒に育った人にオススメ。
「自分がダメだから」って、生まれ持った欠陥のように思っていた敏感さを、短所にも長所にもなる性質(HSP)と捉えて、付き合い方を学んでいく本。
少し難しいところや、スピリチュアルなところもありますが、そこは飛ばし読みしても大丈夫だと思います。
「どうやってケアするか」についてはちょっと物足りない気がします。でも、自分はHSPかもしれないという気づきを得られる、というのがこの本の1番素晴らしい点だと思いますので、この本を第一歩にして、アダルトチルドレンやアフォメーションの本に進むといいと思います。
投稿元:
レビューを見る
特に問題もなく育ったはずなのにできあがった自分が問題だらけなのはなんでだろう?と思っていたら、どうやら自分は敏感な種類だったらしい。
そういうのは気質だから、良い悪いでもなく、治すものでもなく、うまく付き合っていけばいいらしい。
出てくるエピソードのいくつかは身に覚えがあって嬉しくなった。
文化の差はあるしスピリチュアルな部分はよくわからなかったのだけれど、有意義だった。
時間をかけて消化したいから買ったほうがいいかも。
理解してくれない重要な人に、必要なところだけ抜粋して渡すのも良さそう。
投稿元:
レビューを見る
パートナーから初めて聞いたHighly Sensitive Personという言葉。
僕はHSPだし、君もそうだからと読んでみるように勧められる。
確かに初めのチェック項目によると私はどっぷりHSPだ。でもこのテストだけで判断するなら、日本人は半数くらい(それ以上?)HSPな気がするが。冒頭でも述べられているように、欧米諸国と中国や日本では「敏感さ」に対する捉えられ方が若干違うように感じられる。タイトルの言葉を借りると、普段「動揺」することがあったとしても、昔よりは気持ちの切り替えはできるようになったし、幼少期にそれほど家庭環境に問題がなかったことが私の場合は幸いしているのかもしれない。
自分のためよりも、彼のことを理解するために読んだ本。
投稿元:
レビューを見る
HSPとは=
とても敏感で、世の中の標準よりも、心の網が細かいために
生きずらさを感じてしまう。そんな人達。
繊細で感受性が高いことは欠点ではないんだと思わせてくれた本。
ずっと傍にに置いてときおり読み返します。
チェックしたら私もばっちりHSPでした。
投稿元:
レビューを見る
非常にセンシティブな人達に向けた世間で上手くやって行くための方法。
敏感さ、繊細さ、感受性が強い、刺激に対しての反応などは個人毎に大きく違うんだよねー
投稿元:
レビューを見る
HSP(Highly Sensitive Person)の自覚を導く本。
過敏な感覚で、日常で生きづらいと感じているなら
一度、この本を開いてみると、
精神的なものではなかったと知れます。
冷静に判断し、理解を深め、HSPを長所にしましょう。
投稿元:
レビューを見る
スピリチュアルな要素が正直ちょっと邪魔に感じた。
HSPにまつわる長所と短所について書かれている本だが生育歴は大事なんだなーと思った。
過保護って問題は何処にでもあるんだなぁ
投稿元:
レビューを見る
4章まで読書。期限切れのために返却。感受性が人より強い人々(HPS)を対象にした、自己啓発書。インタビューなどより実用に合わせた視点で書かれているのが好印象。実際にそれほど症状がつよくない人でも、内向きに感じる人はもとい、人の弱い部分を適切に理解するためには必要なノウハウだと感じた。ちゃんと腰を据えて読みたい本。
投稿元:
レビューを見る
原題は「Highly Sensitive Person(非常にセンシティブな人)」。
自分自身がそうではないか、または身近な人がそうではないか、と思い当たる人は読んでみるといいと思う。
投稿元:
レビューを見る
自分が「落ち込みやすい」性格である(そしてそれに後ろめたさを感じなくていい)というところがとても励みになった。得てしてそういう人は表現する力が強いのだという(私もそうだといいのだけど)
ただ、そういう「動揺」してしまうからそのままでいいというわけではなく、そういう人達が安心して生きていけるために、外に出て人と関わったり自然と関わったりすることを薦めている。またそうしなければ「だんだんと弱くなってしまう」ことも言っているので、ただ現状維持をしていればいいというものではないということをこの本は教えてくれる。
少し感覚的な?スピリチュアルっぽい表現もあるものの、恐らくそれは「動揺しやすい」人達の特徴としてあげているのだと思う。ちょっととっつきにくいところもないわけではないけれど、「自分の性格はそのままに行動から変えてみる」というのは励みになった。