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かばん
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.12
  • 出版社: 成文社
  • サイズ:20cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-915730-27-1
  • 国内送料無料

紙の本

かばん

著者 セルゲイ・ドヴラートフ (著),ペトロフ=守屋愛 (訳)

作者と等身大のヒーロー・ドヴラートフを主人公に、家族と彼の半生を描く連作短編集。アメリカに亡命する際に、ソ連から持って出た思い出の品々。そして、それらにまつわる滑稽で痛切...

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2,376(税込)

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商品説明

作者と等身大のヒーロー・ドヴラートフを主人公に、家族と彼の半生を描く連作短編集。アメリカに亡命する際に、ソ連から持って出た思い出の品々。そして、それらにまつわる滑稽で痛切なエピソードの数々。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

セルゲイ・ドヴラートフ

略歴
〈ドヴラートフ〉1941〜90年。旧ソ連出身の亡命ロシア作家。著書に「メモ帳」「出張所」など。

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かばんに詰めた祖国の記憶はどれも洒脱なユーモアとアイロニーにみちて

2001/03/01 18:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:井上真希 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 旅支度をするにしても、目的地や出かける日数によって持って行くべきかばんは異なる。衣類や身の回り品のほかに、場合によっては、敷物や若干の食糧も必要かもしれない。
 では、帰るあてのない旅ならばどうだろう。しかも、他国への亡命だとしたら。

 ソ連当局からの圧力によって、小説を書いても国外でしか出版できずにいた36歳の文学的ボヘミアン、ドヴラートフは、遂に祖国を捨ててアメリカへ亡命することを決意する。「外国人ビザ登録課」の職員のおばさんに、出国の際の荷物はスーツケース3つまで、残りは売り払えと言われ、いざ荷物をまとめ終えてみると、たったひとつに収まってしまった。しかも、少年時代から使っているかなり控えめなサイズのそのかばんは、角をニッケルメッキで補強されているものの、薄板に張った布のところどころに穴があき、「クソッタレ」と落書きされ、鍵が壊れているので洗濯紐で縛らねばならないという代物だった。
 ローマからニューヨークへと渡り、4年が過ぎて、クローゼットの奥にしまって一度も紐をほどくことのなかったかばんをふとしたことから開けると、中には、フィンランド製の靴下3足、紙に包まれた特権階級の靴、ダブルボタンのフォーマルスーツ、革製の将校用ベルト、裏地が合成皮革でできているベルベットの(フェルナン・レジェの持ち物だった)ジャンパー、ポプリン地のシャツ、オットセイ風の合成皮革でできた冬用の帽子、そして運転用の手袋が入っていた。

 ドヴラートフの祖国での記憶を集めた物語は、ここから始まる。かばんに詰められた品々は、どれも彼にとって、このうえなく貴重な、36年間の祖国での人生の記憶そのものだった。遠く離れたニューヨークで、ひとつひとつの品の来歴、すなわち不条理で滑稽な過去の暮らしを思い起こし、章ごとに綴った連作短篇集である。
 語り口はどれも軽く、洒脱なユーモアとアイロニーに富んだ逸話ばかりである。物質的に豊かではなく、統制を受けた生活であっても、人々は笑い、恋をし、喧嘩もし、酒を飲む。
 カヴァーに描かれたイラストは、「運転用の手袋」の章で、身長194センチの立派な体格を見込まれて、ドヴラートフがピョートル大帝(やはり身の丈2メートル以上の大男で大酒飲みだったと言われている旧都ペテルブルクの建設者)に扮して自主製作映画に出演したときのエピソードによるものだろう。ブーツ、胴着、マント、ビロードのズボン、黒いかつら、口髭、剣などのほか、ラッパ型に広がったロシアの初期の自動車運転手がはめていたような手袋をつけ、現代のレニングラード(現サンクト・ペテルブルク)のビールスタンドに行列を作って並ぶのだ。

 ところで、訳者や解説の沼野充義氏によれば、登場人物は主人公である著者本人を含めて実在の人物をモデルにしているため、自伝的作品のように見えるが、伝記的事実とは符合しない虚構がかなり含まれており、ここに収められた人生のドラマは、いかにも実話のようでいて、どこまで本当かわかったものではないらしい。
 私たちを十二分に楽しませてくれる職人的「ほら吹き」作家ドヴラートフにだまされてはいけない。 (bk1ブックナビゲーター:井上真希/翻訳・評論 2001.03.02)

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