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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.12
- 出版社: ピアソン・エデュケーション
- サイズ:23cm/526p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89471-290-3
- 国内送料無料
紙の本
電子メールプロトコル詳説 インターネット電子メールアーキテクチャからIETF標準プロトコル群の詳細
著者 ケビン・ジョンソン (著),小川 彩子 (訳),宇夫 陽次朗 (監訳)
電子メールがインターネット上で、実際に「どのようなプロトコル群」によって「どのように動いているか」という理解を得ることができるように解説する。【「TRC MARC」の商品...
電子メールプロトコル詳説 インターネット電子メールアーキテクチャからIETF標準プロトコル群の詳細
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商品説明
電子メールがインターネット上で、実際に「どのようなプロトコル群」によって「どのように動いているか」という理解を得ることができるように解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ほんとうに詳説で感服
2001/08/21 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にせもの - この投稿者のレビュー一覧を見る
詳しい!!とにかく詳しい!! 他の本も買いましたが,ここまで深くは書いてありませんでした.素晴らしいです.全体の構成がシンプルで読みやすいです.
個々のプロトコルについては若干省略されているところもありますでしょうし,底の方まで深く掘り下げているわけではないと思いますが,これ一冊で通常必要とされる知識はカバーされているといってもいいでしょう.
電子メール関連のお仕事をなさる方にはオススメ本です.
紙の本
インターネットで最も使用されているアプリケーションの1つである電子メールのプロトコルを詳しく解説
2001/05/01 22:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐藤 圭 - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子メールは,インターネットで,最も古くから使用されている通信アプリケーションだ。最初は英文のテキストの送受信を行う単純なものであったが,現在では,画像や音声やプログラムを送ったりすることが可能になり,また,携帯電話からメールの送受ができるようにもなっている。
電子メールのプロトコルはIETF(Internet Engineering Task Force)が公開するRFC(Request for Comments)と呼ばれる,インターネット標準を定める一連のドキュメントの中で定められている。本書は電子メールに関するRFCを分かりやすく解説したものだ。RFCは,常に更新されているので,インターネットの技術の理解が必要な人は,RFCを常に参照しておくことが必要だ。
本書は9章で構成される。第1章 概観では,電子メールの構成要素,RFCの紹介,電子メールの歴史の簡単な紹介が述べられている。第2章 メール・メッセージでは,電子メール・メッセージの構造やヘッダーの内容が詳しく述べられている。第3章 メール配送では,インターネットのメール転送プロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に付いて詳しい解説が行われている。
第4章 MIME(MultiPurpose Internet Mail Extensions encoding)では,電子メールに画像や音声などのバイナリーデータの添付方法についての解説が行われている。第5章 POP(Post Office Protocol)では,パーソナルコンピューターで動作する電子メール・クライアント・アプリケーションと電子メール・サーバーとの通信プロトコルであるPOPに関して詳しく述べられている。
第6章 IMAP(Internet Message Access Protocol)では,POPが想定していなかった使用形態,すなわち同じメール・ボックスに複数のクライアントがアクセスするような場合の処理に対応するためのプロトコルIMAPに関して述べられている。例えば,自宅と会社からそれぞれ別のマシンで同じメール・ボックスへアクセスしようとした場合,POPではうまく処理が行えなずIMAPが必要となるわけだ。
第7章 フィルタリングでは,いわゆるスパムメールを除去したり,サブジェクトに応じてカテゴリ毎に分類したり,他の受信者にメールを再分配したりする方法について述べられている。第8章 メーリングリストの処理では,電子メールを使って複数の相手と会話するための手段であるメーリングリストについて述べられている。第9章 セキュリティでは,電子メールの認証,電子署名,暗号化,匿名性などについて述べられている。
本書は,インターネットにおける電子メールの技術的な理解が必要な人,すなわち開発者や管理者向けに有用な情報を提供する。但し,標準プロトコルの解説のみであり,日本固有の電子メール環境については何も触れられていない。電子メールに関しては,日本語特有の問題が発生することもあるので,本書以外に,電子メールでの日本語の扱いに関する参考書が必要だろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001