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ユビキタス・ネットワーク
  • みんなの評価 5つ星のうち 2 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.12
  • 出版社: 野村総合研究所広報部
  • サイズ:20cm/290p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-88990-095-0

紙の本

ユビキタス・ネットワーク

著者 野村総合研究所 (著)

2005年頃、日本で実現すべき新しいITパラダイムの構想「ユビキタス・ネットワーク」の解説書。その技術を展望し、これがもたらすビジネス上の変化と生活上の変化を具体的に展開...

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ユビキタス・ネットワーク

税込 1,980 18pt

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商品説明

2005年頃、日本で実現すべき新しいITパラダイムの構想「ユビキタス・ネットワーク」の解説書。その技術を展望し、これがもたらすビジネス上の変化と生活上の変化を具体的に展開し、実現に必要な制度的課題を検討する。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー3件

みんなの評価2.0

評価内訳

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紙の本

インターネット・バブルの終わり。ユビキタスの始まり。

2003/02/22 00:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近ではNHKの朝の番組でも紹介していたので、この言葉自体はだんだんメジャーになってきたように思う。しかしブレイクスルーをまだ迎えていないのが実状だ。

 「ユビキタス(ubiquitous)」という言葉はラテン語で「同時にいたるところに存在する」「偏在する」という意味である。簡単に言うと、今はパソコンに縛り付けられている快適なインターネットサービスがデスクを離れ、ありとあらゆる電化製品がネットワークされてしまう世界である。冷蔵庫の中身が携帯で確認できたり、ビデオをメールで操作できたりという、これはまさにドラえもんの世界のお話のようだけれども、今、日本の産業界は本気でこれをやろうとしている。だいたい、メールとネットになんで数十万もする機械を使わなくちゃいけないの?

 携帯電話に電卓があり、ブラウザが入り、メールが送れ、カメラまでついてしまう。ゲームもできれば音楽も聴ける。そんな日本初のIT技術の発展形だと思えば未来の姿が見えてくる。ナノテクノロジー、ウェアラブルコンピュータ、無線LAN…。全てが「脱パソコン」を志向している。日本のテクノロジーは人を助け、支える。不完全な機械「コンピュータ」に人を従わせるのではない。その世界はアメリカ主導のITの世界を塗りかえる、弱者のためのITの世界である。

 この本は野村総合研究所が情報技術の世界の新たなパラダイムを生み出そうと研究した内容をまとめたもの。全ての始まりの本である。中には現在のところ、どうもメジャーにはなりそうにないビジネスモデルや、すでに進化してしまったモデルも紹介されている。TOYOTAの「MONET」は「G−BOOK」になっているし、「ICカード」はJR東日本の「Suica」で爆発的な売れ行き(というのかな、あれは?)となった。そういう意味では最新の状況を解説している本とは言い難い。しかし、基本的な問題提起や紹介されている基礎技術は今でも参考になるだろう。

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紙の本

2001/3/1

2001/03/06 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日経バイト - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「ユビキタス」は見慣れない単語だが“遍在”という意味。「どこでもドア」ならぬ「どこでもネットワーク」の時代が2005年にやってくるというのが本書の主張だ。パソコンだけではなく,携帯電話やゲーム機,携帯情報端末,情報家電などがネットワークに接続して,どこでも情報が交換できるようになるという。政府目標では2005年までに1000万人がつながるという超高速ネットワークは,本書では各家庭当たり50Mビット/秒と定義している。これからのネットワーク社会に関心がある人にお薦め。
Copyright (c)1998-2001 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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紙の本

「ユビキタス・ネットワーク」はバラ色の未来予想図か?

2001/02/06 00:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミチセイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 身の回りいたる所にコンピュータが導入されており、それらはすべてネットワークで結び付けられている。しかも人々はそれらをごく自然なものとして扱うことができる。これが本書で述べられている「ユビキタス・ネットワーク」のもたらす社会である。

 私が本書を読み終えたとき、最初に思い浮かんだのが星新一氏のショート・ショート『装置の時代』であった。その物語では家庭に数千種類の電気機器が導入され、それぞれ非常に工夫がこらされている。それらは便利この上なく、人々はもはやそれらの電気機器なしでは暮らせないようになっている。しかし毎日2,3個は故障し修理に出さなければならないのだ。いくら買ってから3年は壊れませんとメーカーが保証していても、その数数千となれば壊れるものが出てくるのは当たり前だ。そうして人々は苦い思いを胸に日々暮らしていく。
 
 これはひとつの寓話だが、「コンピュータが日常に溶け込む社会」というのは上の物語を思い出させずにいられないものがある。現在でも1つのシステムを組むためにどれほど表に出てこない労力が費やされていることか。未来を語るのは結構だが、予想される問題点や解決すべき課題の挙げられていない、裏付けのない理想図は「システム構築側高負荷社会」と捉えられてしまう可能性を持っている。

 また、「ユビキタス・ネットワークによってデジタルデバイドはなくなる」という本書の主張についても疑問符がつく。新幹線の切符を買う際、窓口には長蛇の列ができているのに自動発券機はガラガラという現状を見る限り、日常生活へのIT進展状況はまだまだこれからである。それを5年足らずで身の回りに溢れかえるコンピュータを人々が特に意識せずに使える状態に変えていくことが果たして可能なのだろうか? 

 本書は、IT化の最前線で仕事をしている企業のビジネスマンや研究者たちが描く未来予想図を理解するには適している。しかし、「ユビキタス・コンピューティングって何だろう」という普通の人々の知的好奇心に答えるには少々役不足のように感じた。ビジネスの企画書としてはネガティブな要素を盛り込むわけにはいかないかとも思うが、一般向けに出版されている以上、問題点にもきちんと言及し、それに対しどう解決していくのかを示す必要もこういった本には必要だろう。そうでなければ読後に「eビジネスの次はuビジネスだ」という、かつて「eビジネス」という言葉が連呼された時も繰り返されてきた奇妙な焦燥感に苛まれるだけである。

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