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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻でとうとう検死局長を辞する決断をしたケイ。その後の動向は結局下巻でも定かにはならないが、新たな登場人物NYの女性検事ジェイミー・バーガーが最後まで物語を盛り上げてくれます。
紙の本
コーンウェル氏が贈る最大級の衝撃作品の下巻です。
2016/11/03 10:02
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、コーンウェル氏による検屍官シリーズの一冊です。上巻に続き、内容は、リッチモンドの大陪審がスカーペッタの調査に動き出します。ニューヨークからは狼男事件の再捜査で敏腕の女性検事がやってきます。窮地に立たされた検屍局長は、マリーノ警部とともに反撃を開始します。それは郊外のモーテルで見つかった不審な死体がきっかけでした。この後、この事件はどうなっていくのでしょうか。ぜひとも本書はお読みください。ワクワクドキドキの連続です。
紙の本
魅力的な人達
2001/04/28 23:29
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投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
検屍官シリーズ11作目。一作ごとに事件の複雑さ、人物描写の奥深さが増してくるようだ。前作「警告」の続編という事になりそうだが、事件の関連で言えば9作目「業火」さらには8作目「接触」にまで遡れるから、本当に長大な一連の事件と言うことになる。1作目から読むのでなければ、せめてそのあたりから読むのであれば、本書は一層面白く読めるだろう(勿論、単独の小説としても間違いなく面白い)。
主人公ケイ・スカーペッタは、作を追う毎にスーパーウーマン振りを発揮しているが、苦悩をも深くしていく。単なる「勧善懲悪・めでたし、めでたし」的な小説でないところが、このシリーズがこれだけ長く多くの人に読まれる所以だ。それ以外の登場人物も、同じように成長し、人生に疲れ、人間味を増していく。読む者にとっては同じ時を生きる友人のように思えてくるのが、これだけ長く続くシリーズ物の良い所だと思う。作中人物と一緒に苦悩し、正義感に燃え、年をとっていくのである。
本作では犯罪の精緻さもさることながら、人物描写の点でこれまで以上に、深く掘り下げられている。レギュラー陣のこれまで語られなかった意外な一面や、人物を取り巻く環境の変化など、シリーズ中の画期的な作品になっている。長年に渡りキャリアを積み上げてきた検屍局長の辞職といい、今後の新たな敵となる犯罪組織の登場を思わせる終わり方といい、主人公達の活躍がこれからも長く続きそうな期待を持たせてくれるのが、この「審問」だと言えそうだ。
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犯罪被害者のその後(被害者にとって「事件の解決」が全てを解決してくれるわけではない)が詳細に描かれていて、テーマは重いものの、24さながらの「誰が味方で誰が敵か分からない」状態でワクワクドキドキ。先が気になるのでどんどん進む。
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いよいよ追い詰められたスカーペッタの狼狽した様子が、手に取るように緊迫した筆致で描写される。
時として読み手の予想を裏切るストーリー展開に、「おっと今度はそう来るか」と、意をつかれる思いが、これまた楽しい。
しかし、この「狼男」がキーになる、ここ数作は、これまでのコーンウェル作品と少しばかり趣を異にしているように思うのは、私だけだろうか。
コーンウェル作品というと、さまざまな分野で最先端のテクノロジーを駆使し、仔細な描写で読ませるという印象だったが、この一連は、キングやクーンツとも似ていなくもないような気がする。
また、ふと「ペリカン文書」なんていう映画も思い浮かんだりした。
いずれにしても、「この先どうなんるの?」とはやる気持ちを起こさせることは間違いない。
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Ummm...... Dengo que decir no es bueno o no es interesante.
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今作ではケイに最大の試練が襲い掛かる。
それは「殺人容疑」。
上巻より続いてるものだけど、下巻の最後の方の話のスピードは早かった。
ただもう少しあの時に何があったかを知りたかったという欲求不満もあり。
この先ケイはどのような生活を送るのか先を読むのが楽しみです
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うわー、ベントンの死には、こんな謎が隠されていたなんて。深いなー。ますます、死んで欲しくなかった。あんな人はいないだろうな。ケイは、これからどうなっていくんだろう?ま、ちょっと、ベントンのことも、納得って感じになれたので、前に進んでもらえるといいですね。強いケイが、やっぱり好きかな。
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マークの時みたいにもしかしたら良い人?かもしれないと思ったけどそうじゃなかったか…疑いをかけられて頑張るケイが好きやけど、また話は続いていく。あれ、ジャンて誰やった?と思うくらい登場人物は確かに多い。
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狼男、ジャン・バプティストは捕まったけど特に進展なし。
逆にスカーペッタに疑いが掛けられ……。バーガーに救われて良かった。しかし、ジェイ・タリーはろくでもない奴だ。あー、イヤイヤ。
スカーペッタは検屍局長を退くと宣言。変化の多い内容だった。
今後の展開は!?
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ようやく、ケイが前に進み出した気がします。
ベントンについての新たな真実も、前へ進めるひとつの要素か。
アナの存在、ルーシーの存在、マリーノの存在が嬉しく思いました。
このシリーズに出てくる人物は、決まってみんな心に深い傷を負ってる。
でも、その傷をなめあうようなことはせず、それぞれが自力で乗り越えられるのを見守ってる。
誇りの高さと人間の強さを感じることができます。
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美味しいところはバーガーが持って行った感じ(笑)
シリーズはじめの頃は割りと冷静だったスカーペッタがどんどんと頼りなく事件に巻き込まれては翻弄されて逃げ回り、周りに助けられるようになってきた感じが否めない。。。。
それにしても、マリーノの飲酒運転にスカーペッタの片手運転やモルグで検死をした後の不衛生だろうはずのギプスつけたまま生パスタ捏ねたり。。。それが気になって仕方がなかった一冊(笑)
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(上巻より続き)
今回の作品は、
今までのどの作品よりも主人公の内面を吐露した作品になっているが、
予想通りというか、特に驚くことも、納得することもない。
友人のアナの人生の方が、心を打つし、
今後が心配だ。
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最初のころ、「スカーペッタシリーズは10作で終わる」とも作者は言っていたそうですが、本作はそれを超える11作目に当たります。
だからなのか判りませんが、これまでの作品と、ちょっと雰囲気が違う感じがしますね。これまでは巨悪に対して挑んでいったケイですが、この作品では逆に、攻めこまれています。立ち直るのも難しいほどに。
結局、これ以降も物語は続くんですね。
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前作の「警告」から続きのストーリー。時を置かずに読んで正解だった。
ケイは被害者なのにどんどん酷い状況に追い込まれて行く絶望感が迫ってきてで読むのが苦しい感じがあった割に、ページが進んだ。バーガーがいい人で良かった!ケイもそうだが恰好いい女性で憧れるというか活躍を見てると胸がスッとする。それに引き換え男どもと来たら…。まぁマリーノはしょうがない?!愛すべきキャラクターなんだけど……健康に気をつけて長生きしてねって。