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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.1
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:16cm/350p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-766004-0
文庫

紙の本

人はなぜストーカーになるのか (文春文庫PLUS)

著者 岩下 久美子 (著)

人はなぜストーカーになるのか (文春文庫PLUS)

税込 660 6pt

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

ストーカー対処はこうする

2004/05/02 06:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:13オミ - この投稿者のレビュー一覧を見る


 本書ではストーカーのケースを4つ紹介している。事例が少ない。著者は「被害者は性別・年齢・職業に無関係」と断言している。様々な事例を挙げていかないと読み手が自分に当てはめて考えることができない。どこまでがストーカーなのかといった定義づけは非常に困難。加害者と被害者の関係の深さや当事者間の微妙な思いは千差万別だから。

 小・中学生の頃、今でいうセクハラはすごかった。クラスの女子を家の玄関まで呼び出してちゅうしたり、教室で背後から忍び寄って胸を揉んだりは日常茶飯事だった。学校の廊下で「あいつのお尻を掴んでこい」と指令を出すと「わかりましたっ」と言って、目の前で掴んで「なにするのよっ」と叫ばれ、当の女子にびんたされるなんてのもいつもであった。女子には悪いが、そこには鬱屈したものというよりはむしろ楽しむという行為があった。行為の対象はクラスの知り合い。行為によって必ず相手に自分の存在をわからせること。びっくりさせるという遊びの要素が強い。相手の気持ちを慮ることのできない子どもの行為であったと今なら理解できる。ストーカーは、相手の気持ちを慮ることのできない子ども大人の行為そのものである。

 そうしたストーカーへの対処方法が本書ではこと細かく載っている。悩む女性の拠りどころとなる。自己防衛法や実際にある防犯対策を紹介している。

 被害者と加害者両面の心理葛藤を描いているのも読み手にとってはストーカーの本質を理解する助けになっている。

 補章では、桶川女子大生刺殺事件を典型的なストーカー犯罪と断定し、その時系列での対照表を載せているのでどんな行為があったのかが詳細に把握できる。あまりにもひどい事件だ。

 相手の嫌がることをしてはならないという自制よりも自分がしたいという欲求を天秤にかけるまでもなく行うストーカー。その一歩手前に存在するセクハラという行為に対して今度は著者に詳説してもらいたいと思う。

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紙の本

ストーカーという現象についての徹底したルポと分析

2001/04/23 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藤崎康 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の著者は、日本のストーカー研究の第一人者・岩下久美子氏であるが、氏が、つきまとい、待ち伏せ、尾行、監視などのストーキングの実態取材を始めた1996年当時、ストーカーの存在を知る人はほとんどいなかったという。しかも岩下氏は、ストーカーをテーマにルポを書こうとしたとき、「(そんなことをすると)岩下さん自身が被害妄想だと思われて、仕事が来なくなりますよ」と言われたという。とんでもない話だが、周知のように、その後、現実にストーカー被害が増加するという由々しき事態に見あって、「ストーカー」という言葉は急速に流行語として広まり、映画や小説やテレビドラマに格好のネタを提供するまでになり、こんどは逆に言葉だけが一人歩きするにいたった(むろん、このテーマを扱った小説には、私がこのサイトで書評したイアン・マキューアンの『愛の続き』のような例外的傑作もあるが)。

 それにしても、なんとも奇妙な世の中になったものである……あらゆるものが情報化され、カタログ化され、パソコンや携帯電話が猛スピードで普及する一方で、伝統的な共同体は崩壊し、かつて共同体がふるまいの規範として指し示した「倫理」や「ルール」や「しきたり」は、形があいまいになった。その結果、家庭、職場、地域、学校における人間関係はどんどん希薄になり間接化し、共同体的な絆を渇望する者の一部は、カリスマ的な教祖が君臨する「カルト」教団に自我を預け、また、他人を他人として実感しえない「底の抜けた」少年たちが、極端な場合は殺人を犯すまでになった。そして岩下氏も言うように、ストーカーの増加という事態もむろん、こうした共同体の崩壊が招いた人間関係の希薄化、および「コミュニケーション不全」と密接にかかわっている。

 じじつ岩下氏は、ストーカーになりうる「ボーダーライン的人格障害」(性格的に極端な偏りがあること)の特徴のひとつとして、他人との距離が上手く取れないことを挙げている。つまり、気にいった人にはベタッとすがりつくが、そうでない人には敵意を抱くといったように、極端な接し方しかできない人間である。また、自分という核がないために、自分が一体どんな人間なのかわからない、自分のイメージがはっきりしない(同一性の障害)という点も挙げられるというが、ただし、これはあくまで度合いの問題であって、私たちは誰でも多かれ少なかれ、そうした傾向を持っているだろう。ちなみに、「ストーキング」の第1号とされるジョン・レノン射殺犯も、自分が掴(つか)めないから、有名人に取りついて自己の存在を確認しようとし、相手と自分を同一化し、相手を自分の一部だと妄想した結果の犯行だという仮設が唱えられている。いずれにせよ、人間関係が希薄化した現代にあって、誰か特定の相手とだけ、ピンポイント的に異様に濃密な関係(といっても一方的なのだが)を築こうとする、病的な自我肥大症の人間が、男女を問わず増えてきているのは紛れもない事実である。

 また岩下氏は、理科系に多いという、好きな女性に声もかけられないほど殻に閉じこもって、コミュニケーションできない「シャイマン」といわれる男性も、ストーカーになる可能性があると指摘している。「シャイマン」とは、自分が拒絶されることを過度に恐れる「回避性人格障害」と診断されるようだが、このタイプの人間も(男女を問わず)増加していることは、私たちの周囲をちょっと眺めれば理解できる。なお第4章のストーカー対処法や、今回の文庫化(本書は97年に単行本として刊行された)にあたって書き下ろされた補章「桶川事件とストーカー規制法」は、ストーカーから身を守るための実際的なマニュアルとしても、きわめて意義深いパートである。 (bk1ブックナビゲーター:藤崎康/現代文化論・映画批評 2001.04.22)

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2005/04/17 22:26

投稿元:ブクログ

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2012/09/20 09:27

投稿元:ブクログ

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