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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.1
- 出版社: 文芸春秋
- サイズ:20cm/366p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-16-356990-1
紙の本
シドニーへ彼女たちの42.195km
著者 増島 みどり (著)
なぜ彼女たちは走るのか。ゴールは一体どこにあるのか。五輪出場を叶えても金メダルを獲得しても、彼女たちの42.195kmは終わらない。1年有余をかけ徹底取材した、女子マラソ...
シドニーへ彼女たちの42.195km
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商品説明
なぜ彼女たちは走るのか。ゴールは一体どこにあるのか。五輪出場を叶えても金メダルを獲得しても、彼女たちの42.195kmは終わらない。1年有余をかけ徹底取材した、女子マラソン選手たちのドキュメント。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
増島 みどり
- 略歴
- 〈増島みどり〉1961年神奈川県生まれ。学習院大学政治学科卒業。フリーのスポーツライター。98年フランスW杯後の「6月の軌跡」でミズノ・スポーツライター賞受賞。著書に「醒めない夢」がある。
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紙の本
シドニーオリンピック女子マラソンの総集編
2001/03/03 07:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ランナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
隔週雑誌「Number」に連載された、女子マラソンのシドニー五輪選考過程を追った記事「彼女たちの42.195km」に加筆・修正して、オリンピックから半年近く経過して出版された書籍。
史上最もハイレベルとなった選考の影で、選手、コーチ、そして恩師はどんな想いで選考の日を、そしてオリンピックの日を迎えたのだろう。
文中にも触れられていたが、この本を読んでいると、オリンピックのスタートラインが、彼女達にとって、ひとつのゴールラインだったのではないかとすら感じてしまう。なるほど、そう考えると、なぜこのタイトルがつけられたのかが納得できる。
陸上関係の書評はこちらまで。
紙の本
女子マラソン選手の素顔
2001/09/20 11:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:片桐真琴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シドニーオリンピックが終わってはや1年が経過しました。いろんな名勝負が繰り広げられましたが、日本人にとってのハイライトは女子マラソンだったような気がします。結果は高橋尚子選手が大方の期待通り金メダルを獲得しました。彼女はシドニーの地元紙が「ポップ・ラン」と呼んだように、軽やかに、そして楽しそうに走り抜きました。その姿を見て、我々は感動し、勇気づけられました。
しかしそこに至る過程においてさまざまな出来事がありました。代表選考におけるごたごたも毎度のことながら繰り広げられ、代表に選ばれた選手も選ばれなかった選手もいろんな苦悩を抱えました。この本は、シドニーオリンピックの女子マラソン代表に選ばれた高橋尚子、山口衛里、市橋有里選手をはじめ、惜しくも選ばれなかった小幡佳代子、弘山晴美、有森裕子の各選手らに密着し、その時々の彼女たちを取り巻く環境や彼女たちの揺れる気持ちを私たちの前に見せてくれます。華やかな表舞台で繰り広げられるレースとは裏腹に、時には意識を失うほどの厳しいトレーニングを自らに課し、勝負にかける彼女たちの姿からは、鬼気迫るものを感じます。と同時に、自らいばらの道を選んで、目標を成し遂げようとする姿勢は、私たちが失いかけている「強い心」を持つことの大切さをしみじみと感じさせてくれます。
長くて短い42.195km。ゴールに至るまでに繰り広げられたさまざまなドラマこそが、マラソンの真実を表しているような気がします。