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商品説明
鏝絵という職人技に魅せられた一人の写真家が、故郷大分を振り出しに日本全国を駆け巡り、中国・アフリカまで歩き続けた、25年の旅の記録。『左官教室』連載の「鏝絵通信」を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
藤田 洋三
- 略歴
- 〈藤田洋三〉1950年大分県生まれ。写真家。現在、雑誌『左官教室』に「鏝絵通信」を連載中。著書に「近代建築史・ゲニウス・ロキ」「消え行く左官職人の技・鏝絵」がある。
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紙の本
2001/2/20地方経済面
2001/03/06 18:16
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鏝(こて)絵とは、左官が民家の戸袋や壁に鏝で漆喰(しっくい)をレリーフ状に盛り上げて作った絵柄だ。江戸時代から昭和初期まで日本各地で作られたが、その後は建物の取り壊しとともに姿を消しつつある。
著者は写真家で、ふとした偶然から鏝絵の不思議な魅力に取りつかれ、ライフワークと決めた。以来、芋づる式に寄せられる情報を頼りに、大分県内の農村から始まり、福岡や長崎、山口など全国各地の鏝絵を二十年以上訪ね歩いた記録が本書だ。
絵柄は恵比須や大黒天、トラ、ウサギなど多種多様。芸術作品を思わせるものからヘタウマ風まで、鏝絵の貴重な写真が丁寧な解説付きで紹介されている。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001